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お得で面白い期間限定イベントが新橋で開催されている。

その名も「今日は自分の好きに盛ろう。ポークビッツ食堂」。昼は、盛り放題丼がワンコインで楽しめ、夜はなんとビール付きで5種のフレーバーポークビッツが無料でふるまわれる。

今回、私が訪問したのは昼の部。結果から言うと、しばらくポークビッツを見たくない……。自分でもよくわからない。以下、その全記録をお届けする。

・実質初日の昼の部に潜入

訪れたのはイベント2日目。初日はメディア向けということで、一般向け・昼の部はこの日が初回。

混雑を警戒して20分前に到着したが、雨の影響もあってか先客ゼロ。

立地的にも通りすがりで偶然入るような感じではない。

受付で500円を支払い、いざ、盛り放題丼へ！

ご飯はなんと魚沼産コシヒカリ。物価高騰のいま、これは地味にうれしい。

さらにサラダも好きなだけ盛り付け可能。

そしてメインのポークビッツが……どっさり。これはワクワクする。

・盛り放題の意味を、私は本気で受け取った

周囲の様子を見ていると、みんな控えめに盛っている。「それだけでいいの？」と思うくらい。

だってポークビッツ盛り放題だよ？　逆に私の盛りっぷりに周囲が引いているようにも見えたが、気にしない。

じゃーん！　記念写真を撮って、いざ実食。

我が家では、朝食の定番であるポークビッツ。味はもちろん安定。これは余裕でいける、と思ったが……甘かった。

・減らない……100本以上のポークビッツたち

テーブルには8種類の調味料が用意されていて、味変も可能。タルタルソースや山椒が個人的にヒット。

が、それでもポークビッツはなかなか減らない。

50個を超えたあたりから、苦しくなってくる。

80個あたりで一度外の空気を吸いに出る。

再び席に戻り、気合いを入れ直す。周りの客が次々と食べ終わり、去っていくなか、こちらはかれこれ30分以上滞在。スタッフさんから「たぶん今までで一番盛ってます」と言われる。

このイベントは、おそらくポークビッツのファンを増やすことを目的としているんだと思う。だけど、今の気持ちを正直に言うなら「もうしばらくポークビッツは食べたくない」が本音だ。

とはいえ、それは盛りすぎた自分の責任。食べ物を残したくないという一心で、黙々と食べ続けた。

・ポークビッツ修行、ついにフィナーレ

最初に「こんなに盛り付けたぞ～！」と撮影した写真を見返しながら、初心のワクワクを思い出しては、一つ一つ噛みしめる。

そんなこんなで気づけば100個を突破。

でもまだまだある。さすがに塩分も効いてきて、ちょっと遠くを見つめる時間が増えてくる。そんなとき、友人が「5個食べてあげようか？」と差し伸べてくれた助け舟に、気持ちを持ち直す。

そして、ついに完食！

記録はポークビッツ138個、滞在時間1時間2分。達成感はある。けれど、しばらくポークビッツは見たくない。おいしかったよ……おいしかったけどね……。

ちなみに夜の部では「酒盛りセット」が無料で提供されている。ビールと5種類のフレーバーポークビッツが味わえるという夢のような内容。しかも、好みのフレーバーに投票することで、今後の商品開発にも関われるかもしれないらしい。

・結論

ワンコインで、魚沼産コシヒカリの上にポークビッツが好きなだけ乗せられるというのは、控えめに言ってもぶっ飛んでいる企画だった。

調味料の種類も豊富で、味変しながら楽しめる工夫もされており、決して単調にならない。とはいえ、勢いにまかせて、盛りすぎるのは決しておすすめしない。

途中からは「これは修行か？」という心境になり、完食したあとには謎の達成感と、しばらく見たくないという反動が共存していた。

それでも、ポークビッツの魅力をここまで堪能できる機会はそうそうない。ポークビッツ好きも、そうでない人も、一度体験してみてほしい。

会場は新橋駅・SL広場から徒歩3分の「カフェ ピアッザ」。期間は2025年6月13日（金）までの平日5日間だ。

参考リンク：伊藤ハム
執筆：夏野ふとん
Photo：RocketNews24.