世界を動かす重要な選択……アメリカ・大統領選挙の投票がスタート!
11月6日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、いよいよ投票が始まったアメリカ大統領選挙の行方について意見を交わした。
アメリカの大統領選挙は日本時間の昨日、東部各州から投票が始まった。民主党候補のハリス副大統領と、共和党候補のトランプ前大統領の戦いは異例の接戦のまま審判の日を迎えた。アメリカの選択は世界の秩序を大きく左右するといわれている。
ハリス氏はおとといの午後11時半ごろに登壇し「次期大統領として指導力を示す準備はできている」と強調。勝てばアジア系で初、黒人としては2008年選挙を制したオバマ氏に続き2人目となる。
対するトランプ氏は「もし皆さんが投票に行けば我々の勝利は間違いない」と自信を示した。さらに「インフレを終わらせ、犯罪者の侵入を食い止める」と語り、物価高・不法移民対策の転換を唱えた。
ハリス氏が当選すれば、同盟国と連携して中国やロシアなどの権威主義国と対峙するバイデン政権の路線を踏襲する見通しだ。トランプ氏が返り咲けば、同盟国に防衛面での負担増を求め、通商政策でも貿易赤字の是正と見られている。
寺島尚正「日本を含む国際関係にも影響が及ぶと見られているんですけども、森永さん、いよいよこの日がやってきましたね!」
森永康平「そうですね。本当に接戦というか。統計分析サイトで結構当たるっていう噂になってる、アメリカのサイトとかも見てましたけど、色んな条件を変えて1000パターンぐらいで今回の投票をシミュレーションしてみると、ハリスさんが勝ったケースが503回、トランプさんが勝ったケースが495回といった形です。今まで結構定評があったサイトですら、それぐらいの僅差になっていて、各メディアを見ても、やっぱりアメリカって右左偏ったりするじゃないですか。でもトランプさん寄りのメディアでも僅差でトランプって感じですし、ハリスさん寄りでも僅差でハリスという風に、アメリカの現地でもどっちが当選してもおかしくないみたいな感じなので、今回、投票結果はなかなかすぐには出ないんじゃないかなと」
寺島「数日かかるともいわれてますからね!」
森永「本当にこれはみんなが、何だかんだいってどっちなんだろう?という状況になっちゃってるんじゃないかなと思われますね」
寺島「そうですねえ。いずれにしてもですね、早めにトランプ氏が勝利宣言をするんじゃないかっていわれてますよね?(笑)」
森永「するのは自由ですからね(笑)」
寺島「そうなんですよ! それでまあ一応『オレが勝ったぁーっ!』っていって、結果どうなっても『やっぱりそうだったろ?』なのか、『これは何かの間違いだ!』っていうのか」
森永「前回もね、選挙に不正があったんじゃないかっていう抗議を展開してましたから、どうなるかわからないですけども、本当に今までに無かったレベルじゃないですか?直前になって、ここまで各サイトで僅差だっていわれているのは」
寺島「まあ今回は暴力事件のようなものが無いといいんですけどねえ」
森永「そうですね。でもやっぱり今回もトランプさんの演説中の狙撃だったりとか、期日前投票の箱が放火されたりとか色々ありましたから、ちょっとそういう意味でも荒れるかな?っていう気はしますけどね」