御影ズッカ ~がんばる自分にご褒美を~そんなコンセプトが体感できる新店をオープン 神戸市
栗マロンかぼちゃ専門店として長く愛されてきた御影のズッカが、約4か月の休業期間を経て、6月26日、同じ場所で新たな店舗『Midnight Cookie Club(ミッドナイトクッキークラブ)』(神戸市東灘区)をオープンすることになりました。
「Midnight Cookie Club」は、一日の終わりに、がんばった自分へのご褒美クッキーというコンセプトで2023年に作られたクッキーブランド。新店舗ではこのクッキーの販売を中心に、そのブランドコンセプトを体感できるような喫茶スぺースを併設しています。
店内の雰囲気は、以前とはガラリと変わり、真っ白なタイルを基調としたスペースに!センス良く配置されたグリーン、壁に掛けられた花の写真、クッキーのパッケージすらも映えて、洗練された中にも潤いを感じる空間になっています。
カウンターでは、カルピス発酵バターや国産有機小麦、和三盆などを配合して、手仕事で丁寧に作られたクッキーをメインに、姫路の井上茶寮から仕入れたブレンドティも販売。ギフトにも対応しています。
どれも綺麗な花の写真を用いたパッケージに入っていて、見ているだけで華やいだ気持ちになります。ほかにも店内のキッチンでフィナンシェなどの焼き菓子を焼いて、焼き立てを販売する構想もあるんだとか。
気になる喫茶スペースはというと、売り場の後ろ、白い暖簾で隔てた奥にあります。
案内されて一歩足を踏み入れると、そこには照明を少し抑えた空間が広がり、一角には代表の佐藤さんの私物の一人掛けソファーやラックが置かれています。
心地いい音楽が流れ、「そこに荷物を置いて下さいね」とまるで部屋に招かれたかのよう。
白いタイルのカウンター席は6席のみと、プライベート感満載。ダウンライトに照らされた木の陰影が、外のジメジメとした暑さを一瞬で忘れてさせてくれます。
席に着いたら、タブレットタイプのおしぼりにアロマウォーターをかけてくれます。最初から、なかなか味わえない非日常感!
まずは、井上茶寮の無農薬栽培の茶葉を使ったブレンドティ「トゥルシー」(ホーリーバジル)をいただきました。スッキリと清涼感のある香りが印象的。香りがより感じられるようにと、ワイングラスで出してくれます。
季節のフルーツを使った「パフェ」は、オーダーすると、目の前で仕上げてくれます。オープン後しばらくはアメリカンチェリーで、その後桃やメロンなど、順次変わっていく予定です。
エルダーフラワーのジュレを敷いたら、甘さを抑えたホイップに自家製ラズベリーソース、と次々に乗せていく様子が見られるライブ感が楽しい♪
層になったパフェは、食べ進めるごとに感動が待っています。パフェ用に特別に作った塩クランブルとキャラメリゼしたチュイルは、食感がよく最後まで飽きさせません。
メニューは他に「ワッフル(いちご、プレーン)」「かぼちゃのソフトクリーム」などのスイーツや、「自家製ジンジャーエール」「かぼちゃのスムージー」といったドリンク、また大井肉店で仕入れた牛肉で作る「ローストビーフサンド」や牛すじ肉を煮込んだ「カレー」といったフードもスタンバイ。
「よかったら味見してみて下さい。初物です」と、長崎から届いた”栗マロンかぼちゃ”の試食をさせてくれました。こんなサプライズも時々あるかもしれません。ちなみに栗マロンかぼちゃは、これまでどおりオンラインやお店の前に設置されている自動販売機で購入できます。
オーストリアワインやビールなどのアルコールもあり、ちょい呑み利用も◎。ワインを飲む方には自家製ローストビーフをカットして出してくれるそう。これ、試食でいただいたのですが絶品でしたよ~!
「気持ちのいい空間って友達に招かれてもてなされた空間だと思うんです」と佐藤さん。「このお店ではそれをやりたい、それが僕が思う喫茶店なんです。」
日常を忘れ、自分をリセットしたい時にふらりと訪れたい場所。そんな存在としてリストアップしておきたいお店でした。
場所
Midnight Cookie Club(ミッドナイトクッキークラブ)
(神戸市東灘区御影郡家1-23-13)
営業時間
11:00~18:00(喫茶L.O.17:00)
定休日
水曜日
オープン日
2025年6月26日(木)