【熊本市東区】所持数は県内最大の1,000以上!「ボードゲームくまもと」で遊び倒す!
バス停「健軍電停前」、市電終点「健軍町」から徒歩1分。
ブックオフの隣、菊乃井ビルを3階まで上がると…
ゲーム!
ゲーム!!
ボードゲーム!!!2021年にオープン。1人で来ても団体で来ても遊べる広々としたスペースに県内最大の1,000を超えるゲーム数を所持し、今も毎月新しいゲームを入荷し続けているボードゲームくまもとさんにお邪魔しました。
ぎっしりゲーム。懐かしのファミコンも!
実際に遊ぶ前に店内を見渡すと、店奥にはこれから表に並ぶ仕入れたボードゲームが山のようにあります。店長の山田さんは2020年に初めてボードゲームに触れるまではジェンガや人生ゲームぐらいしか遊んでいなかったのに、それからボードゲームの購入を始めて今では県内最大のゲーム数を誇るボードゲームカフェになったのですから人生ってどう転ぶか分からないものですね…!
店奥の壁際にはぎっしりと往年のゲームが並んでいます。このゲーム達は1,000以上のボードゲームの数には含まれておらず普段遊ぶことはできないそうですが…店内に、ファミコンが遊べるコーナーもありました!
1983年に発売された本家と2016年発売のリメイク、二種類の本体が並んでいます。
パックマン、桃太郎電鉄、がんばれゴエモン!からくり道中などなど名作が揃っています。
忍者じゃじゃ丸くん!レトロゲーム好きにはたまりませんね。
さくっと遊べて盛り上がる!「軽ゲ」
さて、いよいよボードゲームを見てみましょう! 1,000以上あるので迷っちゃいますが、まずはサクッと遊べて誰でも楽しめる“軽ゲー”(かるげ)を体験。
店長の山田さんが初めて遊んだという思い出のゲーム「ぴっぐテン」。
ぴっぐテンはドイツで2010年に発売されたカードゲームです。 対象年齢6歳~、2~8人で遊べて、所要時間は15〜20分。
ルールは簡単、マイナスから10までの数字が書かれたカードを出して合計が「ぴったり10」になれば「ピッグテン!」と宣言して札をゲットしていくという、1ケタの足し算が出来れば誰でも遊べるもの。こんなシンプルで盛り上がるのかと思いきや…
「ピッグテン!」と声に出す楽しさ、相手との駆け引きに思わぬ展開…全てが揃った絶妙なゲームバランスは盛り上がること間違いなしの一作です。
他にも、お題に沿って自分が設定した単語を当てあう「あいうえバトル」や、しりとりの発展形ボードゲーム「シリト・リミット10」など6歳からでも遊べるのに大人が遊んでも楽しい軽ゲ達を遊びました。 家族や親戚が集まるお正月や、家飲みにもぴったりですね!沢山種類があるので、所有したいゲームを試遊してみるのも良いと思います。
遊び終わったゲームは返却棚へ。片付け・消毒はお店が対応してくれるという手軽さもボードゲームカフェで遊ぶ際の嬉しいポイントです。
大人だからこそ楽しい!“重ゲー”の世界
子供から大人までわいわい楽しめるボードゲームがある一方、大人が遊んでこそ楽しい、じっくり楽しむゲームも魅力的です。
例えばこの日遊ばれていた「エンデハー・ディープ・シー」
ボードゲームは、・何歳以上が対象か・何人で遊べるか・どのくらいの時間がかかるかといった情報が箱に書かれているものが殆どです。これは対象年齢14歳~、プレイ時間は1人あたり30分、最大4人で遊ぶと約2時間という本格派。
プレイ時間が1時間以上かかるボードゲームは「重ゲ(おもげ)」と言われ、コマの種類が多かったりルールが複雑であったりと、大人だからこそ楽しめるゲームという印象です。
手番が進んでいくごとに広範囲の海域が探索できるようになり、それぞれの場所でウミガメの調査を行ったり資源を手に入れたり…とまるで実際に海洋探索をしているような気分が味わえます。「うーんうーん」と戦略を悩み唸りながらコマを動かしていると、今、脳みそフル回転しているな…!となんだか気持ちが良くなってきます。 しかも、重ゲって内容や時間もですが金額も…重いものが、多いんですよね…。この「エンデハー・ディープ・シー」も例にもれず買うと1万円以上します。買えば1万円以上するゲームが、ボードゲームくまもとだと1時間500円で遊べちゃうんですからコスパ、良すぎでは? そしてボードゲームカフェで遊ぶことの利点は、多種多様なボードゲームで遊べる…だけではないんです。 ボードゲームカフェの魅力。それは。
ルールを説明してくれる人がいること。盲点ですが、重ゲになるとルールブックを読み込むだけでも一苦労なんです…。本かな?というページ数を読んで把握するのに30分や1時間かかったりして、遊ぶ前から疲れてしまいます。 店長の山田さんは、どんなゲームも分かりやすく丁寧に説明してくれます。褒めて、盛り上げて、一緒に楽しんでくれる説明スタイルは、初心者でもすぐに馴染めます。 何故山田さんはこんなに説明上手なのか…?お話を伺いました。
説明上手の秘訣は本業にあり?!
実は店長の山田さんは、ボードゲームカフェを営んでいますが本業は障がいをお持ちの方の就労支援をされているんです。 コミュニケーションが苦手な人たちがボードゲームを通じて笑顔になったり、発言が生まれたりするのを見て、ボードゲームの可能性を感じ、もっと多くの人にボードゲームを知ってもらいたいと思い、カフェを開店されました。 本業があるため「ボードゲームくまもと」は土日のみ営業。 平日に遊びたいときは、2名以上の予約制となっています。事前連絡をお忘れなく! ゲームがあるだけがボードゲームカフェじゃない。 人がいて、ゲームがあって、笑顔がある。「コミュニケーションを取ることが苦手な人こそ来て欲しい」と仰る優しい店主さんのいるボードゲームくまもとに、皆さんも遊びに来ませんか?