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「ジュビロ磐田のユニフォームを着る意味を考えてほしい」ハッチンソン監督が清水との“静岡ダービー”前日に語ったこと

アットエス

J2磐田のジョン・ハッチンソン監督「ロボットになってほしくない」


ジュビロ磐田はキャンプの締めくくりとなる2月1日の清水エスパルス戦に向けて1月31日、調整しました。ジョン・ハッチンソン監督はここまで、戦術の落とし込みに手応えをつかんでいるようです。静岡ダービーで新スタイルを披露します。

ジョン・ハッチンソン監督 一問一答

-攻撃的なスタイルを目指す中、練習ではどの部分に注力してきましたか。
「特にポジション間の関係性をより継続的に伸ばしているところ。エリアの中での原則はあるが、その選手たちがそのエリアの中で同じ景色を見れるようにやっています。

エリアの中で選手に判断をしてもらう。ロボットになってほしくない、個人で判断を下せる選手になってほしいということを伝えているので、その判断を改善できるような場所に選手を置いて、改善してもらっています。

この前の練習試合(29日、非公開)でも最初の90分は非常に良いゲームができました。明日(清水戦)もそういったものが見られたらと思っていますが、このスタイルのフットボールというのは、ミスが起こります。ミスが起こることも分かっていますし、痛みを伴うこともありますが、そこから学び、自ら学ぶ。選手はこれからも成長し続けながらミスをし、そこから学んでほしいと思っています」

-キャプテンなどを投票で決め、主将に川島永嗣選手が選ばれました。期待するところは。
「(全選手による)投票にしたのは、選手に任せたいというところから。結果は本当に私も喜ばしいものですし、(川島選手は)41歳、本当に素晴らしい人間性ですし、もちろん明らかにリーダーシップもある選手です。

その下にあるリーダーシップグループというのは、キャプテンを支えていくグループになります。もちろん試合の日もそうですし、われわれが作り上げようとしている環境において、キャプテンにはリードしていってもらいたいと思います」

-いよいよキャンプ最終日でエスパルスとのトレーニングマッチがあります。
「われわれのフットボールをやることだと思います。これは選手にいつも言っているんですけれども、毎日、毎試合、グループとして成長していくこと、われわれのフットボールを発展させていくといことを常々言っています。

特に守備のところは大きく頑張ってほしいと思っています。ここまで非常に良い形ではあるんですが、ペナルティーエリア周辺の守備は改善を期待しています。

ボールを持った時には非常に良いものが見せられています。(29日の非公開での練習試合は)非常に良かった。同じ絵を作って、いい動きをして、さらにこれを改善していく、向上させていくというものを求めています。

もし対戦相手がわれわれを見た時には、止め方がわからないと思えるようなフットボールをしたいと思っているので、フォーカスしなければいけないのはわれわれ、そして選手のことだと思います。毎回成長していくことだと思います」

-静岡ダービーは歴史ある一戦だが。
「もちろん、ライバルであることは理解しています。クラブからも教わり、自分も調べてきました。非常に大きな試合となるんですけれども、われわれが目指すプロセスというのはチームが向上していくということです。

これからわれわれが勝者であるという文化を築いていく上で、結果を求めることは常にしていくけれど、一つはチームとしてフットボールが改善していくこと、そして二つ目は勝利を目指していくこと。

(29日の練習試合で)後半は負けてしまいましたが、これまでの価値を積み上げることができている。プロセス、内容もよくしていきたいと思っています。

これはキャプテンとリーダーシップグループ次第ですけれども、選手にこの試合(静岡ダービー)の重要性というのを伝えてほしいと思っています。スタッフから選手に伝えることもできるんですが、内側から何か出てくるものだと思いますし、それが大事だと思っています。

そして選手がピッチに立てばそこでプライドや誇りを持って戦ってほしい。ジュビロのユニフォームを着る意味というのも考えてもらいたいと思っていますが、それは何もこの試合だけじゃなくて、毎試合することだと思っています」

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