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下町に寄り添い続けるノスタルジック・ライブラリー「深川図書館(江東区)」-第4回 進化する東京の図書館を訪ねて

LIFE

清澄庭園に隣接する公園の緑の奥に佇むこちらの建物は、「江東区立深川図書館」。ノスタルジックな雰囲気の建物はまるで映画のワンシーンのようです。

深川図書館は、歴史上2番目の都立図書館として明治時代に深川の地に生まれました。図書館がまだ一般的ではなかった明治時代から、地域の市民のために図書サービスを提供してきたのです。

深川図書館の特徴は、子どもたちの使いやすさを考慮した図書館であることと、郷愁を誘うような雰囲気の建物と館内の意匠です。地上3階建て、蔵書数は20万冊と決して規模の大きな図書館ではありませんが、深川図書館でしか出会えない図書資料を雰囲気のある館内で心ゆくまで楽しめます。

地元の人々から何世代にもわたって愛されてきた深川図書館の魅力を職員の方に伺いながら、ご紹介してまいります。

江東区立深川図書館の基本情報

清澄庭園内児童公園からの深川図書館

深川図書館の概要

所在地:東京都江東区清澄3-3-39
アクセス:東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「清澄白河」駅徒歩7分
階数:地上3階
開館時間:月~土曜日 9:00~20:00
日曜日・祝日 9:00~19:00
休館日:毎月第3金曜日(館内整理日)
    特別整理期間、年末年始(12月29日~翌年1月4日)
利用方法:図書資料を借りるためには、利用登録(貸出カードの発行)が必要です。
利用登録できるのは、原則として江東区に在住・在勤・在学の方。江東区の近隣の
中央・港・品川・墨田・葛飾・足立・江戸川の各区に在住の方も登録可能
登録の際には氏名と現住所が確認できる公的な証明書を持参
※館内での閲覧はどなたでも利用できます

深川図書館の歴史

江戸時代の深川地域周辺地図

深川図書館が江東区の前身である深川区に誕生したのは1909(明治42)年のこと。前年に設立した日比谷図書館に次ぎ、東京市で2番目の市立図書館として深川区に開館しました。
他区に先駆け、深川の地に図書館が設立されたのは、深川区の住人たっての願いがあったため。1907(明治40)年、深川区民から深川図書館建設のための寄付金千円を東京市が受領したという記録があり、これは区民の熱意を感じる出来事のひとつです。

史上2番目の東京市立図書館

深川図書館開設前に、一般の人が利用できた図書館は帝国図書館(現・国立国会図書館)、私立大橋図書館(現・三康図書館)、東京市立日比谷図書館(現・都立日比谷図書文化館)の3館のみ。
当時の深川図書館は十六角形の洋風のモダンな建物で、東京勧業博覧会に出品されていた瓦斯館を移転して再利用したものでした。図書館の存在自体が珍しく、開館初日には500名超の入場者が訪れたのです。

2度の災禍を乗り越え復興を果たす

地元の人々に大いに愛されていた深川図書館でしたが、1923(大正12)年、関東大震災に見舞われます。深川区の被害は甚大で、全面積の83.1%が地震の火災によって焼き尽くされ、深川図書館も建物や多くの蔵書が焼失してしまいました。ですが、翌1924(大正13)年には深川公園内に作ったバラックで再び閲覧できるようになったのです。

清澄庭園

関東大震災から5年後の1928(昭和3)年、清澄庭園の広大な敷地の一角に深川図書館の3階建ての新館舎が落成します。焼失前よりも規模が大きく設備も充実した立派な建物ができましたが、今度は東京大空襲という災禍に見舞われます。1945(昭和20)年1月、2階閲覧室に大型焼夷弾が直撃しますが、当時の職員が勇敢に火を消し止めたことにより被害は最小限に留められました。
終戦後、復興に向けた職員たちの尽力により、翌年の1946(昭和21)年3月には、建物の一部で図書閲覧の再開が果たされます。しかし、暖房もなく非常に寒かったので木を拾ってきて暖をとるなど、運営には大きな苦労が伴いました。

116年間、下町の人々に寄り添うライブラリー

1947(昭和22)年、深川図書館の管理運営が、東京都から江東区長へ委任。1950(昭和25)年に全面移管され、「江東区立深川図書館」となりました。
戦後の復興とともに深川図書館のサービスも拡充され、1951(昭和26)年には当時珍しかった子ども向けの開架式閲覧室「少年少女室」が復旧開設。1954(昭和29)年には「郷土資料室」が開設、1958(昭和33)年には夜間の開館が再開し、レコードコンサートなどのイベントも開かれるようになったのです。

2代目の建物の面影を残す吹き抜け階段

1991(平成3)年、老築化に伴い2代目の深川図書館の建物は60余年の歴史に幕を閉じます。
新図書館ができるまでは、区立の亀堀公園で図書館業務の一部が続けられました。
そして、1993(平成5)年10月に3代目となる現在の深川図書館が開館します。鉄筋コンクリート造り3階建ての建物の外観は大正時代のクラシックなイメージを、壁や吹き抜け階段はアールデコ調の内装であった2代目の建物の雰囲気を引き継いだものです。

深川図書館が東京の下町に誕生してから今年(2025年時点)で116年。下町に寄り添う図書館として今も多くの人に愛されているのです。

深川図書館の4つの魅力

明治時代に誕生した深川図書館は、我が国の近代図書館の中で国立国会図書館や日比谷図書館に次いで古い歴史を持つ図書館です。独自の雰囲気を持つ建物や蔵書の特徴、サービスなど、深川図書館の魅力を4つのポイントに分けて紐解いてゆきましょう。

【魅力1】ノスタルジックな雰囲気の建物

深川図書館といえば、クラシックな雰囲気のある外観が特徴的です。
1909(明治42)年に開設された初代は、十六角形のモダンな建物。2代目の建物は内装にアールデコ風の意匠が施され、現在の建物にも継承されているそれらの面影を観ていきましょう。

明治時代の洋風建築のような「正面玄関」は風格と親しみを備えます

正面入口

深川図書館の正面入口には、初代図書館の玄関デザインが取り入れられています。初代の建物は、1907(明治40)年に上野公園で開催された「東京勧業博覧会」に出品された「瓦斯館」という瓦斯灯をふんだんに利用した洋風建築でした。それを深川に移転し、増床増修して下町の図書館として再生させたのです。
「深川図書館」の丸みのあるフォント、両脇に取り付けられたガス灯を彷彿させる照明が懐かしさと風格を感じさせます。

神聖な雰囲気に満ち満ちた「吹き抜け階段」

吹き抜け階段とステンドグラス

深川図書館の中で最も美しい場所と言っても過言ではないのが、こちらの吹き抜け階段です。
ステンドグラスから柔らかな光が差し込み、神聖な雰囲気はまるで教会のようです。
クラッシックで優美な内装は、1928(昭和3)年から1991(平成3)年まで63年間にわたって利用された2代目図書館のイメージを引き継いだもの。2代目図書館は丸い柱、天井のアーチや階段の手すりに繊細な装飾が施され、要所要所に凝った意匠が施されていました。

明治時代のデザインを引き継ぐ「郷土資料室の天井」

郷土資料室の天井(2階)

こちらは2階にある郷土資料室の天井です。ジョサイア・コンドルが設計した旧岩崎邸かと見まがうほどの風格ある天井も、2代目図書館のイメージを引き継いでいます。直線的でありながら優雅で存在感があるデザインは、17世紀初頭にイギリスで流行ったジャコビアン様式の建築を彷彿させます。

2代目図書館の手すりを再利用したレトロ可愛い「消火器ケース」

郷土資料室の前の消火器ケース(2階)

上部がカタツムリのようなデザインのこちらは、消火器を入れるケースです。なんとこのケースは、2代目図書館の階段の手すりをリサイクルして作られたもの。2代目の深川図書館が、いかに細部までしゃれた図書館であったかうかがえます。
レトロでかわいい消火器ケースは現在の深川図書館にもよく合っていますね。

【魅力2】子どもにやさしい図書館

エントランス利用案内(1階)

深川図書館の正面入り口を入ると、利用案内とフロアマップと一緒にかわいいぬいぐるみがお出迎えしてくれます。
深川図書館の魅力のひとつは、子どもファーストのサービスに特化した図書館であることです。
初代の建物から児童室が存在し、2千5百冊の児童書を所蔵していました。他にも定期的に童話会を開催するなど、設立時より子どもへのサービスに注力していた歴史があります。そのスタンスは現在まで引き継がれており、深川図書館の至る所に子どもファーストの片鱗がうかがえます。

子どもたちの利用しやすさを優先。1階に広がる「児童コーナー」

児童コーナー(1階)

1階の入り口を入ってすぐ右手に広がるのは「児童コーナー」です。
図書館の顔ともいえる1階のメインコーナーに児童コーナーを置いた理由は、子どもたちの利用しやすさのため。1階には総合カウンターがあるため職員の目も届きやすく、ベビーカーのお母さんがエレベーターを使用することなく、児童コーナーへ直行できます。
深川図書館の子どもたちに対する温かい思いが象徴されているような配置です。

読み聞かせに最適な「大きな絵本のコーナー」

大型絵本コーナー(1階)

こちらは、大型絵本が並ぶコーナーです。大型絵本は開くと、1m以上になる大きさのものが多く、読み聞かせに最適。もちろん貸し出しも可能です。1冊1万円前後する高価なものですので、これだけのラインナップがそろっているのは嬉しいですね。

児童コーナーの一角に作られた「赤ちゃん休憩室」

赤ちゃん休憩室(1階)

深川図書館では、児童コーナーの一角に赤ちゃん休憩室があります。通常は、化粧室の横にあることの多い赤ちゃん休憩室が深川図書館では児童コーナーの中に設置されています。お母さんと赤ちゃんがスムーズに移動することができる細やかな配慮が素敵です。

小さな扉の向こうに広がる「おはなしのへや」。子どもたちを物語の世界へ誘います

おはなしのへや入口(1階)

紺色の扉に黄色の小さな扉がついているこちらは、「おはなしのへや」です。扉の向こうには読み聞かせのための小部屋があります。
黄色の小さな扉ももちろん開閉可能で、子どもたちはこの扉をくぐりたがるとのこと。まるで「どこでもドア」のような小さな扉を通り抜ければ、そこには物語の世界が広がっています。

おはなしのへや内部(1階)

こちらが「おはなしのへや」の内部です。テディベアのぬいぐるみが、部屋の王様のように鎮座します。とってもかわいいですね。

おはなしのへやのエッチングガラス

おはなしのへやの窓一面には、エッチングガラス(彫刻ガラス)で楽しい動物たちの様子が描かれています。フロアとの間は壁ではなくガラス窓ですので、小さな部屋でも明るく圧迫感がありません。子どもたちが楽しく安心してお話に耳を傾けられるよう、ここにも図書館の優しい配慮が見られます。

【魅力3】歴史ある下町の図書館ならではの特色ある蔵書

深川図書館の蔵書20万冊のうち10分の1に当たる2万冊は1945(昭和20)年以前に出版された図書資料です。開設時からの蔵書の多くは、関東大震災によって焼失したため、現在の蔵書は1928(昭和3)年に2代目図書館ができてから集めたものとなります。
深川図書館の貴重な郷土資料や下町ならでは図書資料を職員の方に見せていただきました。

江戸時代の地図や黎明期の東京の資料がそろう「郷土資料室」

郷土資料室の入口(2階)

すりガラスのドアとピンクベージュの壁面が特徴的なこちらは、2階フロアの一角にある「郷土資料室」です。郷土資料室には貴重な図書資料が所蔵されているため、職員の方に申請してから利用できるコーナーです。

郷土資料室の書架(2階)

郷土資料室の書架には、江戸・明治時代からの江東区の地図類や江東区を中心に江戸や東京に関する資料、区の刊行物など、約1万3千冊の郷土資料と行政資料が並びます。

火災保険特殊地図

そのうちのひとつがこちらの「火災保険特殊地図」です。
この地図は、火災保険の料率算定のための基礎資料として戦前に作られたもの。一件一件まわって丁寧に作られた地図であることが間近で見ると分かります。
住宅が密集し、江戸時代から火事が多かった下町ならではの図書資料の綿密さに感動を覚えました。

昭和の子どもたちを夢中にした「街頭紙芝居の作画」

紙芝居「半獣人」原本

インパクトのある劇画タッチのこちらの絵は、「街頭紙芝居」の原画です。
「街頭紙芝居」とは、文字通り街頭や公園、空き地などで演じられる紙芝居のこと。紙芝居屋さんが集まってきた子どもたちに駄菓子を売り、駄菓子を買った子どもたちが紙芝居を見られるという仕組みです。
こちらの原画は、1980(昭和55)年に区民の方より寄贈されたもの。上記の写真の「半獣人」をはじめ、「疾風鞍馬天狗」など深川図書館では8タイトルもの街頭紙芝居の原画を所蔵しています。厚手の紙に迫力いっぱいに描かれた紙芝居はどれもドラマチックなストーリー。昭和の子どもたちが夢中になった姿が目に浮かびます。館内では、復刻版を閲覧することが可能です。

【魅力4】随所に演出された木のぬくもり

深川図書館には随所に木の家具や調度品が使用されており、それらの存在がノスタルジックであたたかな雰囲気の演出に一役買っています。

コーナーに合わせて作られた「木製の閲覧席」

新聞雑誌コーナー(1階)

こちらの閲覧席は1階にある新聞雑誌コーナーです。新聞を広げやすいように大きなテーブルが置かれています。食卓のような丸いテーブルが、家庭的なあたたかな空気を醸し出しています。

児童コーナー閲覧席(1階)

大中小のテーブルが3つ並んでいるのは、児童コーナーの閲覧席です。
椅子のサイズと高さはそれぞれ異なっているため、子どもたちが自分の身体の大きさに合わせた椅子を選べます。
丸が3つ連なったテーブルも雪だるまか絵本に出てくる芋虫のようでかわいいですね。

閲覧席(2階)

一般書の書架が並ぶ2階の閲覧席は4人掛けのテーブルが採用されています。四角いテーブルですが、角が面取りされているため柔らかな印象を与えます。大きなアーチ窓も特徴的な意匠で、物語に出てくるお屋敷のよう。優雅な読書の時間を送れそうです。

ヤングコーナー閲覧席(2階)

中高生向けの図書が並ぶヤングコーナーにあるテーブルは隣り合う太陽と月のようなデザイン。
おしゃれでかわいいテーブルは自宅に欲しくなるほどです。

細部にまでこだわった「木製の調度品」

児童コーナーのからくり時計(1階)

深川図書館にある木製の調度品といえば、ぜひご注目いただきたいのが児童コーナーのからくり時計です。こちらは国内メーカー・RHYTHM(リズム)製の「スモールワールドフォーク」というからくり時計で、公的な場所で見られるのは全国に数ヶ所しかありません。中でも深川図書館にあるものは特注品で、文字盤が他の「スモールワールドフォーク」とは異なります。
残念ながら大きな音が響くため、からくり時計の動きは止めていますが、深川の子どもたちと一緒に時を刻んでいるのです。

PCコーナー案内板(2階)

こちらは2階のPCコーナーの案内板です。深川図書館の各エリアには、このように木製の案内板が取り付けられています。また、字体も館内に表示されているものはすべて丸みがあり、親しみやすい雰囲気を演出します。

PCコーナー(2階)

PCコーナーの内部はこちらです。出入口に仕切りがなく、フロアとの壁にはガラス板がはめ込まれています。そのため、「おはなしのへや」同様に限られたスペースであっても明るく圧迫感がありません。また、木製の椅子もどこかレトロなデザインで、深川図書館の風景に溶け込んでいます。

深川図書館に通うならこの駅の周辺に住むのがおすすめ

亀戸天神

深川図書館のある江東区ってどんな街?

江東区は東京23区の東部に位置し、西に隅田川、東を荒川が流れ、南に東京湾が広がるデルタ地帯です。隅田川を挟んで中央区、荒川の向こうには江戸川区、北には墨田区が隣接します。
江東区周辺は江戸時代から武家屋敷や寺社が作られ、下町として栄えてきました。亀戸天神や富岡八幡宮、深川不動堂など神社仏閣も数多く、亀戸、深川周辺は下町情緒を存分に残す街並みです。住宅街は比較的密集していますが、清澄庭園や木場公園など緑豊かで広大な敷地にも恵まれておりますので、休日には多くの人々で賑わいます。

豊洲の夜景

東京湾に面した青海・有明エリアには、東京ビッグサイトや有明コロシアム、有明アリーナなど東京を代表する大型イベント施設も多く、臨海副都心として大きな発展を遂げています。豊洲エリアには、大型タワーマンションが立ち並び、一大高層ビル群を形成され、三井住友カードやNTTデータなど、豊洲に本社を置く大企業も少なくありません。

木場公園大橋

2025年6月現在、江東区の人口は、54万3,854名です。20年前の2005(平成17)年には41万8,173名、2015(平成27)年には49万3,952名ですので、この20年間で実に12万名以上も増加。これは、2000年代以降、再開発によって豊洲にタワーマンションが次々建てられたことに起因しています。

江東区は、門前仲町や木場、亀戸といった下町情緒溢れる街並みのエリアと、大型タワーマンションが林立する最先端の東京が広がる臨海副都心エリアと、対照的な2つの魅力を有するエリアなのです。江東区の子育て支援

清澄庭園児童公園

江東区の子育て支援といえば「児童手当」があげられます。これまであった所得制限が2024年10月からなくなり、18歳になった年の3月31日まで受給が可能。また、第3子以降は1人につき月額3万円に増額されます。
ほかにも健康保険に加入している18歳までの子どもに対して、保険診療の自己負担分を助成する「子ども医療費助成」やひとり親家庭への助成制度も充実しておりますので、詳しくは区の公式サイトをご確認ください。

子どもへの手当も厚い江東区にある深川図書館に通うなら、次の駅周辺がおすすめです。

深川図書館まで徒歩7分「清澄白河駅」

清澄白河駅入口

江東区白河1丁目にある清澄白河駅は、2000(平成12)年に都営地下鉄大江戸線と同時に開業した比較的新しい駅です。2003(平成15)年には、半蔵門線の駅も開業したことにより、交通の利便性が飛躍的にアップしました。

清澄庭園中村学園通り

「清澄白河」という美しい駅名は、駅のある「白河」と隣接する「清澄」の2つの地名を合わせたもの。清澄白河駅は、台東区と江東区を結ぶ清洲橋通りと、墨田区と中央区を走る清澄通りの交差点近くに位置します。
2本の大通り沿いには高層マンションや店舗が並び、交通量の多さも相まって大変活気があります。一方で、通りを一本入ると、周辺には寺院や個人経営の店も多く、下町風情を存分に感じられる街並みです。近隣には「深川資料館通り商店街」や「高橋のらくろード」などの商店街があり、おしゃれな飲食店も多数。若い世代からの人気も集めています。

東京都現代美術館

清澄白河駅周辺には、お散歩スポットや文化施設が多いことも大きな特徴のひとつです。
清澄庭園はもちろんのこと、隅田川テラスや、木場公園、東京都現代美術館など、ゆったりと過ごせるスポットが豊富です。フラットで道幅も広いため、自転車での移動にも適しています。

隅田川を挟んですぐ隣は中央区日本橋という立地の清澄白河駅は、都心へのアクセスも良好。東京駅までは最短14分、北千住駅と上野駅まではそれぞれ最短18分。新宿駅や渋谷駅、品川駅、池袋駅までも30分以内で移動することが可能です。

そんな清澄白河駅のワンルーム・1K・1DKの家賃相場は12.32万円です。半蔵門線の隣駅である水天宮前駅の家賃相場の13.37万円や2つ先にある三越前駅の14.15万円と比較すると、リーズナブルに借りられます。(2025年6月16日現在)
都心へのアクセスがよい一方で、深川図書館をはじめとした下町情緒を残す街並みの中で生活できる清澄白河駅周辺でしたら、オンとオフのメリハリのある毎日を送れそうです。

まとめ 深川図書館がある江東区に住んでみませんか

江戸を代表する下町であった深川のある江東区は下町の情緒を残しつつ活気ある街並みと、大型タワーマンションが林立するスタイリッシュな湾岸副都心と、2つの魅力を備えるエリアです。

2番目の都立図書館として明治時代に生まれた深川図書館には、ノスタルジックな雰囲気の建物にゆったりとした時間が流れる特別な図書館です。本や木の自然な温もりを感じたい時、東京の下町文化に触れたい時に、肩の力を抜いた時間を過ごせます。江東区にお住まいの方や関心がある方は、郷愁を誘う深川図書館にぜひ一度、お出かけください。

この記事では画像に一部PIXTA提供画像を使用しています。

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