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てぬぐいカフェ一花屋(いちげや)

湘南人

懐かしさと遊び心ある古民家カフェ

江ノ電長谷駅から徒歩5分。
猫がのんびり歩く細い裏路地を行くと、左手にノスタルジックで何だかとっても気になる看板が見えてきます。

築90年の古民家を利用した、てぬぐいカフェ一花屋さんです。
「きっと中に入ったらもっと素敵に違いない!」と思わせる佇まいで、通りがかったら予定を変更してでも立ち寄ってみたくなります。

ガラガラと戸を開けて入ると、まず色とりどりのてぬぐいがズラリと並んでいるのが目に飛び込んできます。

そして大きな沓脱石や、木製の下駄箱の上に楽し気に飾られている福助人形たちが出迎えてくれますよ。
玄関だけでも楽しい空間なので、ついあちこち見回したくなってしまいます。

靴を下駄箱に納めると、広々とした和室に案内されます。
縁側には昔ながらのちゃぶ台席があり、その向こうに緑が綺麗なお庭が見えます。

木造ながら天井が高く開放的で、おばあちゃんの家に遊びに行ったかのようなホッとする空間です。

お部屋にも可愛らしいてぬぐいや、沖縄の陶芸作品や益子焼等のこだわりの雑貨がお洒落に並べられ購入することもできます。
お気に入りの雑貨を見つけるのも楽しいですね。

こちらの建物は以前、お茶の先生が住まわれていたのだそう。
母屋はなくなってしまいましたが、現在のカフェスペースは茶室として使用されていました。
90年経った今も、ほぼリノベーション等はせず、当時のまま大切に残されています。

オープンしてすぐに伺ったので、迷わず縁側の席へ。
心地よい光と風が入り、ふぅっと肩の力が抜けていきます。
一息ついていると、お水と手作りの可愛いメニューが運ばれてきます。

今回は酒粕レモンケーキとオーガニックの紅茶をチョイス。
こちらに使用されている酒粕は、100%無農薬の酒造りにこだわっている寺田本家さんのもの。
ふわっと香る酒粕の香りと、レモンの酸味が癖になります。

一花屋さんのお食事やデザートや飲み物は、美味しいだけでなく健康への配慮がたっぷり。
お食事は出汁や付け合わせのしらす以外は動物性不使用。
野菜は、藤沢の無農薬野菜や鎌倉野菜を使用しています。

お米もオーナーさん一押しで、熊本から無農薬のものを取り寄せているそうです。
また、お食事には手作りの発酵調味料が使用されていて、身体にじんわり沁み込むような、滋味溢れるご飯を頂くことができます。

そして、見た目にもとても美しいのがまた嬉しいところ。
お食事も空間も全てに素敵な世界観が感じられるので、ついつい写真撮影に没頭したくなってしまうかもしれませんが、「お写真は思い出程度に、どうぞゆるりとした時間をお楽しみください。」とのことでした。
忙しない日常を忘れ、穏やかな時間の流れを楽しめる、そんな雰囲気も魅力ですね。

ついつい足を伸ばして寛いでしまう、お洒落で遊び心のある古民家カフェ。
長谷を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

店舗紹介

【てぬぐいカフェ一花屋(いちげや)】
■住所 : 248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下18-5
■電話番号: 0467‐24‐9232
■営業時間: 木曜日~月曜日 10:30~17:30(L.O) 日曜営業
■定休日: 火曜日・ 水曜日
■駐車場: 無し

アクセス

長谷駅から徒歩5分

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