間食のとき摂っておきたい!疲労回復効果がある食品とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話】
効果的な間食は腸にいい
朝、昼、夜の食事の他に間食をとることは、決して悪い習慣ではありません。ちょこちょこ食べることで副交感神経の働きが全体的に高まり、日中の腸の働きがよくなるからです。
そこで、間食におすすめしたいのがチョコとナッツ。チョコレートは太ると思われがちですが、様々な効能のある栄養素が含まれている「完全栄養食」です。
特に主原料のカカオには血流をよくする効果が大。例えば、抗酸化作用のあるカカオポリフェノールは血管を丈夫にして動脈硬化を防ぎ、カカオバターに含まれるオレイン酸はコレステロールを抑制し、生活習慣病予防につながります。
他にも食物繊維や不足しがちなミネラル、特に血流を良くするマグネシウム、亜鉛などが豊富。さらにチョコレートには、鎮静作用があるテオブロミンという成分が含まれており、副交感神経を活性化してイライラ解消や脳の疲労回復にも役立ちます。
また、アーモンドやくるみなどのナッツもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なうえ、悪玉コレステロールを減らして肥満を予防するオメガ3脂肪酸もたっぷり含まれています。
デスクワークで疲れたとき、小腹が空いたときは高カロリーで脂質や糖質過多のスナック菓子は避け、チョコやナッツをとること。カカオ含有量が高いチョコや塩分、油分のない素焼きのナッツなどを選べばより効果的です。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』 著:小林弘幸