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【今年の県内10大ニュースを予想】トップはやっぱり全国区のあの話題。静岡新聞での発表前に主要ニュースをおさらい!

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静岡トピックスを勉強する時間「3時のドリル」。今回のテーマは「今年の県内10大ニュース予想」。先生役は静岡新聞の市川雄一ニュースセンター専任部長です。(SBSラジオ・ゴゴボラケのコーナー「3時のドリル」 2024年12月9日放送)

(市川)静岡新聞の紙面で毎年年末に「静岡県内10大ニュース」を発表するのですが、今まさに、選考の佳境に入っています。去年に引き続き、僕も選考を担当しています。実は事前に編集局で「30個のニュースの中から7個選んでください」というアンケートをやっているんです。

(山田)静岡県のニュースですよね。僕、予想していいですか。多分、今年のトップ3はこれで決まってますよね。まず「袴田巌さんの無罪判決」。

(市川)はい。間違いないですね。

(山田)あと川勝知事の辞職。

(市川)はい。

(山田)で、静岡県知事選。

(市川)さすがですね。僕が考えるトップ3と全く一緒です。袴田さんの無罪判決は9月26日の話ですが、全国的にもおそらく上位に入ってくるような大きなニュースですね。58年かかってようやく無罪が確定しました。一番大きなニュースだったかなと思います。

(山田)これって、本当にとんでもないことなわけですもんね。

(市川)とんでもないことですよ。無罪の人が死刑判決まで受けて、結局無罪だったって話ですから。

僕が2位と考えているのは「川勝平太知事の職業差別発言と辞職」なんですよね。川勝知事は15年間知事をやって、その間にコシヒカリ発言や県議に向けてのヤクザゴロツキ発言などいろんな問題発言があっても決して辞職せず、自分を正当化し続けてきました。そんな中、4月1日の新規採用職員に対する訓示で職業差別発言と思われても仕方がない発言をし、翌日の4月2日に「辞任します」と。衝撃のニュースでした。

(山田)驚きでしたよね。

(市川)そして僕が考える3位は「15年ぶりに県知事が変わった」こと。これも県全体にとってものすごく大きな出来事だったと思いますね。

5月のことなので忘れている方も多いと思うんですが、県知事選に史上最多の6人が立候補し、激戦になり、しかも候補者が全員新人でした。自民党が推薦した大村慎一候補と、浜松市長を4期16年務め、浜松では絶対的な知名度を誇る鈴木康友さんの事実上の一騎打ちになり、7万票余りの差で鈴木康友さんが初当選しました。これは大きなニュースでしたね。

(山田)西部と中部の構図みたいなのもありましたよね。

(市川)西部は康友さん、中部から東部は全部の市町が大村さん。こんなにくっきりと地図が色分けされた知事選挙もおそらく初めてですね。

そのとき地域分断ということが懸念されていましたが、今のところ東と西で何かいざこざがあるような話もなく、康友さんの政治手腕もあり、落ち着いた県政運営がなされているという印象です。浜松の野球場の問題や、東部に医学部を誘致する話など、そういうエッジの効いた話がまだ表面化していないこともあるのかもしれないですけどね。

スポーツにもニュースがたくさん!

(市川)スポーツでいうと、エスパルスのJ1昇格と、ジュビロが残念ながら降格してしまったという二つのニュースが上位に入ってくるのかなという気がしますね。

(山田)そうですね。

(市川)あと、レジェンド級のサッカー選手の引退が相次いだんですよね。振り返ると、1月にジュビロ磐田から遠藤保仁選手、その後にサッカー元代表の長谷部誠さんも引退表明。最近では伊東輝悦選手の引退もありました。長谷部さん、伊東さんは県内出身のレジェンドということで、彼らの引退は今年の象徴的なスポーツ系のニュースだったかなと思いますね。

(山田)ほかに「これもありましたよ」ってのあります?

(市川)スポーツ関連で言うと、やっぱり忘れてはいけないのがパリオリンピック。

(山田)そうだ、パリオリンピック!

(市川)県勢でいうと柔道の橋本壮市選手が銅メダルでした。柔道では最年長のメダル獲得ということで、これも大きなニュースでしたし、卓球の平野美宇選手が女子団体で銀メダル。県勢の活躍が目立ちました。

あとはくふうハヤテが今年プロ野球2軍に参戦したのも大きなニュースで、しかも1人ドラフト指名されました。

(山田)そう思うと、スポーツも多いですね。

(市川)夏の甲子園で掛川西高が60年ぶりに勝利したのも、うれしいニュースでしたね。

県内議員の辞職、夏の40度越え…まだまだある!

(市川)政治系のニュースでいうと、​静岡8区の衆院議員だった塩谷立さんが自民党派閥の裏金問題の責任を取って離党し、その後引退しました。静岡3区の衆院議員だった宮沢博行さんが女性問題で議員辞職したニュースもありました。これは今年4月の話です。

(山田)そう思うと、いろいろありますね。リスナーからは「アピタ撤退」はどうかという声が届いています。

(市川)これも大きなニュースです。静岡新聞社の目の前にあるので、僕らの印象としてもデカいんですけど(笑)。このあたりが10位にギリギリ入るか入らないかっていうラインでしょうか。

あとは、今年はやっぱり暑かった。静岡市で観測史上初めて40度を超えたというニュースも報道されました。「暑い」の関連で言うと、富士山の初冠雪が観測史上最も遅かったことも今年のニュースだったんですよね。

殺人事件も大きなものが起きました。リニア関連では、JR東海が今年3月に品川ー名古屋間の2027年開業を断念すると正式に表明しました。「浜名湖花博の入場者100万人達成」も、僕はエントリーに入れています。

(山田)いやあ、年末の静岡新聞の10大ニュース、楽しみですね。どういう順番になるのか、それを楽しみにしていただけたらなと思います。今日のニュースはこれでおしまい!

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