旧文通費、使途はこれまでとほぼ変わらず。1万円を超える支出には報告義務。大竹「これまで何に使ってたのか気になる」
4月25日(金)、お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。東京新聞の「議員が月100万円もらえる「旧文通費」、衆院が「使用ルール」決める 「何にでも使える」性格はそのまま」という記事を取り上げ大竹やジャーナリストの青木理らがコメントした。
衆院は24日の議院運営委員会で、国会議員に月100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)について、使途の範囲や公開方法に関する規程を議決した。使途の範囲は調査研究や広報などの「議員活動に必要な費用」とし、選挙運動の費用は除く。使途を広く認めた内容に対し、識者からは使途を限定するべきだとの批判が出ている。
大竹まこと「ここにきて、政治とカネの問題が続いている中で月100万円の文書交通費ね。1年で1200万自由に使っていいですよ。領収書もいりませんよ。ただ、調べなくちゃいけないこともあるでしょうからそれに一生懸命使ってくださいというお金だったんだけど、1万円超の支出については支出額や支出先などの報告を義務付けられた。調べなくちゃいけないことだったらいろんなこと調べて国会の予算委員会か何かですっぱ抜いてくれるとか、こういうことを調べましたとかいってくれるとかならわかるけど、そういうことやってんのあれだよね。赤旗とか週刊文春週刊とか、玉石混交ではありますけどもそういうところで、一体この文書交通費1200万今まで何に使ってたんだろう?改めてちゃんと明細を出すみたいなことになると余計この金額が気になりますよね。半端な金額じゃないもんね」
壇蜜(パートナー)「某雑誌のうわさだと誰かに知ってる人にプレゼントとかお祝いをあげるために、使ったっていう人もいらっしゃるそうですよ」
大竹「使い道は別に何使ってもいいってことになるんでしょう。文書交通には今でもお金かかんないもんね。交通費は国会議員の人は飛行機だってなんだってかからないもんね」
青木理「そういう意味でいうと旧安倍派を中心とする複数の派閥で多い人は数千万円ぐらいのいわゆる裏金、政治資金収支報告書に載せない金を作っていて、結局それは大問題になったけれども、何に使ったのか、いつから始めたのか全く明らかにならない。そういう政治とカネの問題が出る度に、今話に出た旧分通費、現在は調査研究広報滞在費というふうに名前変えて、さらに使途を広げているようなとこあるんですけれど、その使い道もやっぱりちゃんとしようじゃないかという話を出したものの、結局これもほとんどこれまでの通りのような形でやれることになったし、それから朝日新聞で記事が出てるんですけど、連立与党の公明党も自民党の派閥の裏金問題に関与した参議院議員をこの夏の参議院候補として推薦することを決定したということで、世の中は本当に大変な中で反発も強まるし、国会議員の皆さん、きちんと襟を正してほしいんだけれども、全然正さないことに対する苛立ちはありますよね」