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本日揚げたて!!ほかほかの優しさに包まれる。むつだけのご褒美“フライボール” むつ市緑町『お菓子工房やなぎや』

まるごと青森

本日揚げたて!!ほかほかの優しさに包まれる。むつだけのご褒美“フライボール” むつ市緑町『お菓子工房やなぎや』

数年前、むつ市に住んでいたことがあります。

振り返ると住んで良かったなと思うことはたくさんあるのですが、その中でも良かったこと食部門で間違いなく上位にランクインしているのが今回ご紹介する、「お菓子工房やなぎや」です。

やなぎやさんと言えばフライボール、フライボールと言えばやなぎやさん

ですが、改めてフライボールとやなぎやさんのご紹介をさせてください。

お菓子工房やなぎや

昭和4年に大湊の地で創業されました。

今回の取材に対応してくださった、統括主任の中村さんの祖父である柳谷三太さんが初代、2代目は柳谷一雄さん、現在3代目の柳谷淳一さん、もうすぐ100年の老舗の菓子店です。

主力商品は「フライボール」ですが、たくさんの種類のケーキや「おおみなと」というアーモンドとキャラメルのクッキーや、地元の山である釜臥山から名前をとった「かまぶっせ」、青森駅すぐのお土産やさんA-FACTORY(エーファクトリー)でも人気の「どんすけかぼちゃ」などなど、魅力的なラインナップでお客さんを迎えてくれる地元に愛されるお店です。

フライボールとは

箱入り・袋入り・店舗だとバラ売りも

やなぎや伝統の味「元祖フライボール」。それは昔ながらのこしあん入りあんドーナツのこと。

写真手前が砂糖なし、店舗限定の通称「揚げたて」 奥が通常のフライボール

創業当時は「あんドーナツ」という名前で、人の手で餡子を生地で包み、鍋で揚げていたそうです。今は人手不足などもあり、機械化されているところもありますが、地元のあんこ屋さんと何度も調整を重ねた優しい甘さの美味しいあんこと、揚げているのにしつこくない、軽い食感の生地、どこか懐かしい味は今も変わらず愛されています。

「フライボール」という名前になったのは、中村さんのお父さんである2代目が、「フライ(揚げた)」「ボール(丸いボール)」だから名付けたものということで、かれこれ70年以上、すっかりおなじみとなりました。

特別に作業場へ潜入!!

今回なんと、特別に作業の様子を見せていただきました。
靴を履き替え、奥へ向かいます。

最初にであったのがこちら⬇️

冷たくて美味しいよ〜!

わらびもちもフライボールに隠れた人気商品だそうで、お客さんから「今年はまだなの?」と聞かれることも多いとのこと。

さらに進みます。良い匂いがしてきました!!
その前にあんこが生地に包まれ、成形されて1つずつ運ばれていく様子をお届け。

言わばフライボールの赤ちゃん かわいい

ぜひ動画でも見てほしいので“まるごと青森公式X”も見てね

成形が終わると、フライヤーの上に綺麗に並べられます。

1回で80個揚げられるそうです

油の海へ

掛け湯(油)スタイル

コロコロ回してまんべんなく油を染み渡らせます。

“揚げたて” 完成🟤!!

良い色ですね。美味しそう!!

ビフォー/アフター

これを1日に少ない時で約2,000個、多い時(お盆や年末年始、売り出しの時など)は8,000個以上揚げる時もあるんだとか!!

そしてそして特別に

\出来立てほやほやのあっつあつを食べさせていただきました!!/

なめらかな熱々のこしあんとサックサクの生地……

なんて贅沢な体験……

通常の砂糖ありの馴染んでしっとり一体となったフライボールも美味しいですが、サクサク派の方は1回は出来立てあつあつを食べに!むつに!やなぎやさんに!行かなければいけません!!!

お店のおすすめ、牛乳と合わせていただいてしまった日には、10個もペロリの予感です😋(ちなみに10個買うと1個おまけでもらえます ありがたい)

私だけこの贅沢体験をひとりじめしてしまうのもなんだか申し訳ないので
ここまでこのブログを読んでくれたみなさんに
“あつあつ”を食べる裏ワザ(?)をお知らせします!!

お菓子工房やなぎや“緑町本店に限り”

“開店すぐあたり”のタイミングでお店に行き

「あつあつありますか?」 と店員さんに聞くと

むつ“だけ”のご褒美「揚げたて」“あつあつ”フライボール

食べられちゃいます🟤🔥(賞味期限当日中!)

揚げたてあつあつは柔らかいですし、あんこも熱いので、ヤケドなどなどお気をつけくださいね。

今回の取材で、緑町店の従業員の方々ともお話させていただいたのですが、みなさん、やなぎやさんの好きなお菓子は「フライボール」とのこと。

実は、この「揚げたて」を販売するようになったのも、お店の方々みなさんが

「揚げたてが本当に美味しいから、お客さんにもぜひ食べてほしい」——

そんな思いから、今から30年以上前に始められたそうです。

それまでは火曜日と金曜日だけ揚げていて、冒頭の写真にある黄色いのぼりをお店の前に出してお知らせしていたとのこと。
ところが、その揚げたてがとても好評だったため、「もっと食べたい」というお客さんの声に応え、毎日揚げることにしたのだとか。

このエピソードを聞いて、地元、お客さんを本当に大切にしているんだなと感じました。
だからこそ、100年近くも愛され続けているんだなと心がほっこりしました。

今日も黄色い旗がむつの風を受け、なびいています。
ほかほかの優しさ、むつの元祖フライボール、ぜひご賞味あれ!

Byさば

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