大阪・関西万博で開催 「クールジャパンショーケース/アニメ・マンガ ツーリズム フェスティバル」
2025年4月13日に開幕した「大阪・関西万博」。その会場内で4月30日~5月2日の3日間、「クールジャパンショーケース/アニメ・マンガ ツーリズム フェスティバル」が開催された。訪日外国人やアニメ・マンガのファンに向けて、作品にゆかりのある地域への旅や、食文化・伝統文化の体験を呼びかけた。
アニメ・マンガのキャラクターが地域をPR
会場にはアニメ・マンガにゆかりのある全国26の地域や団体が出展し、各地の魅力をPR。実際にアニメのキャラクターが会場に駆けつけ、来場者がふれあいを楽しむ場面もあった。
地域団体によるブース出展のほかにも、トークセッションなどのステージプログラムや、漫画家からのメッセージ入り色紙などを展示するコーナーが設けられ、来場者はお気に入りのコンテンツのコーナーを見学して写真を撮ったり、トークショーに聴き入ったり。訪日外国人をはじめ、ファミリーやコンテンツのファンなど3日間で約1万5300人が来場し、会場は連日にぎわいを見せた。
特設ステージでスペシャルトークも
イベント最終日となった5月2日には、クールジャパン広報大使でコスプレイヤーのえなこさんと、城内(きうち)実クールジャパン戦略担当大臣がスペシャルトークに登壇。大臣は『サイボーグ 009』の衣装で登場し、コスプレをした二人の姿が会場を沸かせた。
城内大臣は「大事なのは土地の食とか伝統文化などを一緒に楽しんでいただいて、いい意味でお金を落としていただき、その地方の創生や活性化につなげる、お互いWin-Winになるモノを目指していきたい」と語り、地域を訪ねる外国人と、迎え入れる地域のどちらにとっても価値のある旅を促すイベントの意義を強調。えなこさんは「その土地に行くことによって、好きなアニメやキャラクターが本当に存在しているんじゃないかと思える楽しみがある」と語り、アニメやマンガに興味をもつ来場者を旅へと誘った。
文=『旅の手帖』編集部