【初体験】田舎のマクドナルドに『マックカフェコーナー』ができていたので豪遊してみた
『マックカフェ』の存在は知っていた。がしかし、試したことはなかった。そもそも記者が暮らす田舎のマックでは、マックカフェと言ってもドリンクと場所によってはマカロンが置いてあるかなという程度。
都会のマックカフェにはなにやら、他にもいろいろな商品が置いてあるらしいが、記者の生活圏内で見ることはない。このまま真のマックカフェを知らずに生きていくのだろうなあと思っていた。
ところがどっこい、最近リニューアルした店舗にて、ちょこんとマックカフェコーナーが作られているではないか。ここを逃せば次はいつ出会えるかもわからない。今こそ……!
・全部ください
しかしながらマックカフェと言っても、記者が出会ったマックカフェは本気のマックカフェではないらしい。本気の店舗は「マックカフェ バイ バリスタ」というネーミングで、カフェラテなどコーヒー系のドリンクまでもが充実している模様。
記者が訪れた店舗はそこまでではく、ドリンク系はフラッペとスムージーくらいだ。田舎者にとっては届きそうで届かない、マックカフェとはそういう存在なのかもしれない。
そうは言うものの、これまでに見たことも聞いたこともない商品に出会うことはできた。上記したフラッペとスムージーは飲んだことはないまでも、これまでにもたびたび見かけていた。
なのでそちらは置いておくとして、気になるのはスイーツ系である。専用なのかどうなのか、ケーキ屋さんのようなペストリーケースに奇麗にマカロンやスコーンなどが陳列されていたのだ。
マカロンの存在は、冒頭に書いた通りで認識していた。こうして店頭に並んでいる姿は見たことがないが、注文することは過去にお邪魔した店舗でもできたと思う。しかしどうだ、ケーキやスコーンだなんて。
こんなのはじめて見るぞ……! しかも『ロールケーキオレオクッキー』なんてひとつ税込450円と、ハンバーガーが買えちゃいそうなお値段である。
もう気になって仕方がないので、大人ならば一度はやってみたいアレを執行することにした。そう、ケースを指さし「ここから、ここまで全部下さい」を発動である。豪遊だあ……!
・ていねいな扱い
気持ちの高ぶりを悟られないように注文すると、店員さんがひとつひとつ、箱や袋に入れてくれた。マックと言えば、ガサッと紙袋にまとめて入れるイメージだったので、ていねいな扱いに戸惑う。
これがマックカフェ……と感動しながら受取り、持ち帰って食べることにする。ちなみに、この日購入したのはマカロンラズベリー(税込190円)にマカロンチョコレート(同)、プリンケーキ(260円)にトリプルチョコキャラメルスコーン(390円)とロールケーキオレオクッキー(450円)だ。
いつもはマカロンのバニラがあるらしいが、この日は売り切れていたとのこと。ちょっぴり残念ではあるが、これだけあれば十分である。
味云々よりも、マクドナルドでハンバーガー以外の、ややもすれば専門店で売っていそうな商品を手に入れられたことがまず嬉しい。急いで帰宅し、紅茶を淹れてじっくり味わう準備を整える。
個包装してくれたのでそのままかじりついても良かったが、せっかくなので皿に取り出す。マクドナルドの商品ですよと言われなければ、絶対に気が付かないビジュアルだ。
取り急ぎ、気になっていたロールケーキオレオクッキーからいただくことにしたい。フォークを入れるとふわふわっとした軽めの感触、口に入れるとザクっとしたオレオとなめらかなクリームとの相性が良い。
美味しさの中にそこはかとなくマクドナルドっぽさを感じる。この “っぽさ” は一体何だろうと、しばらく考えたところでピンと来た。ポテトの油っぽい味がするぞ……!
おそらく入れてくれた袋か何かに、匂いなりが染みついていたのだろう。ケーキにまでもがいつものマクドナルドの味になっていて、ちょっと笑った。
見た目は全然マクドナルドっぽくないななどと思っていたマックカフェ商品だが、思わぬところでらしさを感じられて、ホッとしてしまったではないか。
なんだかんだ言ってもやはりマクドナルドだなと安心したところで、残りの商品を味わっていく。マカロンについては以前も当サイトで取り上げているが、値段の割にはしっかりマカロンをしていた。
生地のむきゅっとした食感と、ラズベリーの甘酸っぱさ、またはチョコのしっかりとした甘さが上手く混じり合っている。今まであまり視野に入れていなかったが、ハンバーガーを食した後の口直しにちょうど良さそうだ。
そしてプリンケーキ、こちらがなかなか良い。カスタード風味の生地をカラメルソースに浸し、シュガーコーティングしているらしいのだが、カラメルソースのほろ苦さが美味しい。
コーヒーとよく合いそうな、甘さと苦みが気に入った。口に入れた時に若干、ジュワっとその旨味が広がるところもナイスだ。パクっとひと口ふた口で食べられてしまうサイズ感も、個人的にはちょうど良い。
またトリプルチョコキャラメルスコーンは朝に食べたい、しっかりとした甘さ。チョコとキャラメルがしっかり主張していて、それでいて生地は割と軽やかなので食べやすい。
とまあ、はじめて思う存分マックカフェらしさを味わうことができた次第。ロールケーキオレオクッキーに限らず、すべてにおいて何となくマクドナルドを感じられたところも面白くて気に入った。
その場で食べるとまた違う味わいなのかもしれないが、ファーストマックカフェが持ち帰りで良かったように思う。何でも体験してみなければわからないものだな。この体験を舌と胸に刻み、真のマックカフェに出会う時に備えることとしたい。
参考リンク:マックカフェ
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.