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紫吹淳さんと、ハイアット リージェンシー東京ベイで優雅な夕暮れ時を。

TBSラジオ

昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。

今月のゲストは、元宝塚歌劇団 月組トップスターで俳優の紫吹淳さん!

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。

今月は要”潤”と紫吹“淳”のじゅんじゅんコンビでお届けします!

要:ダブルじゅん!漢字ちょっと違いますけど!

紫吹:でも耳は一緒ですね!聞こえる音は!

要:そうですね!!ではじゅんじゅんで!(笑)

4週間たっぷりとお話を伺っていきます!

『わけがわからなかったです』

紫吹さんは宝塚歌劇団、月組のトップスター!
ですが実は、宝塚音楽学校へは宝塚を一度も観劇せずに受験したそう!

要:珍しいタイプじゃないですか??

紫吹:あまり居ないですね、こういうパターンは…運よく受かって入らせていただいたという、、、。実は3歳からバレエをやっていまして、バレリーナになりたかったんですが、背が大きすぎて、諦めていたところに、先生から“宝塚が合うから受験しなさい”というお言葉をいただきまして。

要:へえーー!実際に入学してみて、寂しくなかったですか?

紫吹:いや~もうわけがわからなかったですね、、(笑)バレリーナを諦めることになったので、踊れるならいいかなというような、軽いノリで受けてしまったので、でも周りは皆ファン時代を経て、何年も勉強してやっと受かったという方も居る中で、、、

近藤:周りとのカルチャーショックだったり、、、熱量の違いだったり、、、

紫吹:すっごくありました!もう他のものに興味が無くて、演劇とか歌とか、、なので授業とかもさぼっていました…(笑)

要・近藤:え!?サボれるんですか⁉

紫吹:いや、サボっちゃいけないんですよ!でも、ピアノの授業とかもあって、その先生がめちゃくちゃ怖くて、全く行かなくなって、でも出なきゃいけないから、いつも包帯巻いたり、、、(笑)

要:怪我したふり!(笑)

紫吹:怪我したふりして休んだりしていました(笑)

ターニングポイント『あれ?私って男役なんだ』

自分の知らない世界に入ったことで“わけがわからない!”と思いながら過ごし、気が付いたら2年がたっていた!と仰っていた紫吹さん。
宝塚の世界に入り数々の仕事を経験された中で、ターニングポイントとなったのは
18歳の時に経験した新人公演だったといいます。

紫吹:今は変わったりしているかもしれないんですけど、宝塚って1ヵ月ある舞台の1日だけ、若い人たちだけで同じ公演をする、新人公演っていう日があるんですけど。大きい役をいただけたりして。

要:へえ!

紫吹:その時、歩きながらセリフを言うっていう役を頂いて、そこで初めて“あれ?私って男役なんだ”って気が付いたっていう(笑)

要:そこで初めて気づいたんですか⁉

紫吹:あの、歩きながらセリフが言えなかったんです(笑)歩いて止まってセリフみたいな、同時にできなかったんですね。その時に演出家の先生に“お前ロボットか!”って言われて。

要:うんうん

紫吹:ロボットじゃない、、私は確かフランソワって役で、、おとこやく、、、あ!男役なんだ…!って。ちょっと遅いですね(笑)

要:その時には台本も読んで、セリフも入ってて、、それでいざ演じる時に“あ、男役なんだ…”って、、、ちょっと遅いですね!?(笑)

紫吹:そこでやっとこう、ちゃんとしなきゃ的な、意識が!

要:俳優としての。

紫吹:そうですね、それまで本当にわけがわからず。だから4年ですね。学校入って2年、劇団入って2年(笑)

紫吹淳を作った人

宝塚で過ごす中で、影響を受けた人物について伺いました。

紫吹:恩師の羽山紀代美 先生という方が、振付家でいらっしゃったんですけど、一昨年亡くなってしまったんですけれども。その方に本当に紫吹淳というものを作っていただけたかなと。授業で出会ったんですけど、とにかく私が踊ることが好きだったので、羽山先生の個人レッスンとかにも行かせていただいたりして。

要:うんうん

紫吹:羽山先生も宝塚の先輩になられる方なんですけど、頭の先から足の先まで育てていただいたという。やっぱり、宝塚の男役の振りって、ちょっと独特なものがあって。バレーやらないで!ってすごく怒られたりして(笑)もう厳しく、愛を持って育てていただきましたね。

近藤:中でも印象に残っている言葉とかありますか?

紫吹:私が19歳くらいの時、何気ない会話の中で聞いた言葉なんですけど。
“人生は一生勉強よ”っておっしゃられて。当時は“何言ってんの?一生なんて勉強できないわよ!”って心の中では思っていたんですけど(笑)机に向かうだけの勉強じゃなくて、深い深いもので、今でも私は人生って一生勉強だって思うことがたくさんあるので、すごく印象に残っていますね。

(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)

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