山口壮衆院議員 麻生派に入会
兵庫12区選出の衆院議員、山口壮氏(70)=自民=が1月30日、党内派閥の志公会(麻生派)に入会した。これまで所属した志帥会(二階派)が解散した中、今なお派閥を維持している麻生派に属することで党内での足場を保つねらいがあるとみられる。
外務省を退官して政界入りした山口氏は、これまで新進党、無所属の会、民主党と渡り歩き、2012年に4選を決めた後、民主党を離党して無所属のまま二階派入り。二階氏の地元の和歌山県連所属で自民党に入党した。16年に兵庫県連への移籍が認められ、衆院安全保障委員長、党筆頭副幹事長、二階派事務総長を歴任。21年に環境大臣で入閣を果たした。
政治資金パーティをめぐる裏金問題をきっかけに同党のほとんどの派閥が解散した中、山口氏は派閥に所属するメリットを「政策実現」と表し、重点的に取り組みたい政策について「対日投資の受け入れ拡大による経済の本格的活性化」と答えた。