ハート公所つきみ野 利用者1万人突破 活動8年目、地域に根付く
地域支え合い協議体「ハート公所つきみ野」(山元哲夫会長)の利用者数がこのほど、累計1万人を突破したことが分かった。2017年からつきみ野駅徒歩3分の事務所で、サロンや体操教室などを開催している。
同協議体は、介護保険事業の生活支援体制整備事業に位置付けられる施設。市内にある7カ所のうち「南林間地区たすけあいセンター」に次いで2カ所目として2017年9月にオープンした。
毎週月・水・金の午前10時から午後3時には常設サロン「カフェ・ハート」を開いている。練功健康体操や歌の会などが曜日ごとに開催されている。火曜日と木曜日もスタッフが常駐し、電話や対面で生活支援や介護予防などの相談を受け付けている。
設立当初の年間利用者は128人だったのに対し、24年は約1800人と増加しているという。
山元会長は「つきみ野は大和市内でも高齢者が多く暮らす地域の一つ。来所者1万人を迎えられたのは利用者の人たちに『憩いの場』として認識していただいているからこそ」と話す。
今後は「5年後の2万人突破を目指して、より利用しやすい環境づくりを続けていきたい」と先を見据えていた。