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子どもが生まれたら、夫婦は子どもを一緒に支えていく人生のパートナーへと変化します。でも、もしそのパートナーが裏切っていたとわかったとき、あなたはどうしますか？　裏切られたから許せない？　それとも、子どものために許しますか？

不倫の代償

【編集部コメント】 マイコさんは、リョウタさんの一度の裏切りを折り合いをつけて許した過去があるようです。そんなマイコさんのもとに届いたのは、リョウタさん宛の内容証明でした。マイコさんの脳裏によぎったのは、リョウタさんの不貞行為。許されたリョウタさんはなにも反省をしなかったのでしょうか。

二度目の不倫より慰謝料に動転

【編集部コメント】 マイコさんへの謝罪ではなく、最初に不倫相手の夫にバレたことをのんきに困っているだけの、リョウタさん。自分の行動をまったく反省していないように思えますね。一方、家庭を第一に考えるマイコさんは、不倫されたことよりも、今は慰謝料の方に頭がいっぱいのようです。

穏便な対応？

【編集部コメント】 娘のカホさんが進学するためにマイコさんが必死にためてきた貯金を、リョウタさんはただのお金と認識しているようです。確かにお金であることには変わりありませんが、大学進学用ほどの金額を貯めるのには、それなりの年月と苦労が伴います。そのお金を、自分が不倫した相手に迷惑がかかるからと、娘のカホさんへの影響を盾にして言い訳するリョウタさんの神経がわかりませんね。

世間体も大事

【編集部コメント】 不倫を一度許してしまったことが、そもそもの間違いだったかもしれない……とマイコさんは心底後悔していました。なによりも娘のカホさんの環境を守ろうとしているからこそ、リョウタさんもそこにつけこんでくるのかもしれません。迷うマイコさんが相談した友だちの言葉を聞いて、いい結論を出してほしいものですね！

私の覚悟

【編集部コメント】 「世間の目が気になるなら、離婚後引っ越して心機一転すればいい」という友だちのアドバイスにも、マイコさんは頷くことができませんでした。友だちの言うことはきっと正しいことなのでしょう。でもマイコさんは離婚によって、カホさんの環境を変えることをなによりも恐れているようです。

【夫の気持ち】不倫の理由

【編集部コメント】 夫のリョウタさんは、マイコさんのことを上手くコントロールしてきたと思っているようです。一度だけの裏切りかと思ってマイコさんが許した過去の不倫も、何十回のうちの1回だったのかもと思うと、心底悔しい気持ちになりますね。マイコさんはこのまま結婚生活を続けていくのでしょうか。

【私の気持ち】娘は知っていた

【編集部コメント】 ご機嫌を取るようなリョウタさんの態度に、素直に感謝して喜べないマイコさん。不倫されたのですから当然のことですが、マイコさんは娘・カホさんのために折り合いをつけたのだからと、自分を納得させようとします。ところがカホさんの口からリョウタさんが相変わらず不倫していることがわかりました。カホさんに心配をかけまいとするマイコさんですが、カホさんの意見は違うようです。

娘の想い……

【編集部コメント】 娘・カホさんは、リョウタさんの裏切りを知っていました。カホさんの環境を変えないために離婚しないというマイコさんの思いを、カホさんは「自分を理由にしないでほしい」と否定します。カホさんの気持ちを聞き、なにがカホさんとマイコさんにとって最善の行動なのか……マイコさんははっきりと理解したようです。

私が守りたいモノ

【編集部コメント】 マイコさんが選んだ行動、それは夫・リョウタさんとの離婚でした。自分に請求されている不貞行為からの慰謝料なのに、まるで他人事のように話すリョウタさん。離婚届を突きつけられるとは思ってもみなかったようです。

尊重されるべき私の気持ち

【編集部コメント】 マイコさんが選んだのは、リョウタさんとの離婚でした。ずっと家族の意識を持ち、家族を支えるため、そして大事な娘カホさんのために頑張ってきたマイコさん。だからこそすぐに離婚という思考になれなかったのです。なによりも大事にすべきなのは、リョウタさんの裏切りを隠し通した偽りの幸せではなく、カホさんと自分の気持ちだと気づいたんですね。

母娘で生きていく覚悟

【編集部コメント】 リョウタさんとマイコさんの離婚は無事成立したようです。リョウタさんと夫婦をやめるという決断をしたことで、慰謝料の支払いも、学費の心配もなくなりました。環境を変える決断は勇気のいることかもしれません。けれど自分の中の「いちばん大切にしたいこと」をしっかり思い出せたから、マイコさんは一歩踏み出せたんですね。