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【ニューオープン】アートで地域を再発見!飯塚市の新名所『ナマズタハウス』

福岡・九州ジモタイムズWish

福岡県飯塚市鯰田(なまずた)地区に、築90年の空き家をアートで蘇らせた『ナマズタハウス』が、2025年1月に誕生しました。遠くからも見える、屋根の上のかわいいナマズが「ちょっと寄って行きなよ〜」と誘っているかのよう!急こう配の坂道を上ると、ポップでカラフルな建物が姿を現します。

『ナマズタハウス』は、飯塚市を拠点に活動する現代アート作家・そのだ正治さん(65)が手掛けたアートハウス。2024年1月、長年放置されていた空き家を片付けからスタートし、わずか1年で完成させました。壁や天井、床すべてがそのださんの作風である「鉄アート」で改装した空間です。屋外テラスには、世界の名画「真珠の耳飾りの少女」をオマージュした「猫耳の少女」の壁画が描かれており、そのユーモラスなデザインが訪れる人に強いインパクトを与えます。

『ナマズタハウス』の中を覗くと、動物をモチーフした不思議なオブジェや暗闇に浮かぶ少年や人魚の像など、多彩なアート空間が次々と登場。子どもたちと訪れましたが、「次は何が出てくるんだろう?」と好奇心を刺激されながら迷路のような世界を楽しめました。最後には謎解きもあり、そのださんの遊び心が溢れた仕掛けも!アートをより身近に体感することができます。
〈入館料〉大人300円、小・中・高校生100円、未就学児は無料

そのださんはこれまで筑豊地区を中心に、公共空間を使って23体以上の鉄オブジェを制作し、街おこしに取り組んでいます。代表作は、飯塚本町商店街の「大きないす」や田川石炭公園の「百年の鐘」、以前ジモタイムズ編集部が取材した、そのださんの妻・寿枝さんが営むいなり寿司専門店『うまいなり』など、出合うだけで誰もがハッピーになれる魅力的なアートばかりです。

そのださんがパブリックアートにこだわる理由は、30代前半にスペインを訪れた際、天才と評される建築家アントニ・ガウディの公園での体験にあります。公園内に点在するガウディの作品と、それを自由に楽しむ人々の姿を目の当たりにし、「アートはみんなで共有するもの」という考えに目覚めたと、そのださんは振り返ります。

現在では、その理念に基づいて制作された『ナマズタハウス』を拠点に、地域全体をアートで回遊できる街づくりを目指しているそうです。
「空き家や廃校などでチャンスがあれば、みんなが楽しめるアート空間をもっと作ってみたい!」と意欲を見せるそのださん。彼の飽くなき挑戦はこれからも続きます。

『ナマズタハウス』
福岡県飯塚市鯰田2313
(オープン)土・日・祝日10:00〜16:00 ※平日希望の方は事前に連絡してください。
0948-29-4877(マサジアートギャラリー)
※駐車場は「マサジアートギャラリー」へ停めてください。
Instagram@namazutahouse

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