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ハンデを乗り越え高評価‥知られざるNetflix配信中「良作」韓国ドラマ5選

Danmee

©Danmee

市場シェアNo.1を誇るNetflix(ネットフリックス)。配信開始前から勝ち戦を予感させるタイプのラインナップが多い。

韓国ドラマもその1つで、自社が制作に携わったオリジナルシリーズが大当たりしたのは数知れず。また、数多くのヒット作を世に輩出してきた韓国の放送局tvNの作品も、ユーザーに愛されている。

しかしなかには、ドラマ業界における新参者であるENAやチャンネルAといった、本国で視聴率を持っていないと言われる局のドラマが高評価を得ることも。

また、派手なキャストや演出の作品が目を引くなかで、それを凌駕するほどのキャッチーな要素なしに支持されたものもある。まさに中身重視で勝負した“よくできた作品”と表現するのがぴったりのドラマだ。

そこで本記事では、一部ドラマファンの間では知られざる作品と言っても過言ではない、隠れた良作を紹介する。知名度や信頼度、話題性など様々な面におけるハンデを乗り越えて支持されたラインナップだ。

(図)Danmee パク・ボゴム扮するイ・ヨン、日本のファンが選んだ韓国ドラマのNo.1「完璧男」キャラに!

砂の上にも花は咲く (ENA/2023)

『砂の上にも花は咲く』は、視聴率1桁台の作品がほとんどであるENAが制作したドラマ。無名の格闘技選手と、彼の初恋相手が再会して繰り広げられる青春成長ロマンスだ。

格闘技シーンが登場するが、全体的にアドレナリンが出るようなタイプの作品ではなく、ゆったりとしたテンポで物語が進んでいく。

それだけに、魅力溢れる登場人物やキャストの熱演に集中でき、村で起きた殺人事件の犯人と、謎の人物の正体をじっくりと推理できる楽しみも。適度なコミカルさまでプラスし、バランスの良い1作となっている。

●Filmarks評価/レビュー数:★3.8/125件
●Googleユーザー評価:70%

Missナイト & Missデイ (JTBC/2024)

『Missナイト & Missデイ』は、Netflix内ではtvNに次いでラインナップに加わることが多いJTBCの作品。昼は50代に、夜は20代に変身する女性とハイスペックな検事のファンタジーラブコメディーだ。

ロマンス物の主演を務めるタイプの役者ではなく、個性的な演技力が光るイ・ジョンウンが主人公に扮しており、彼女特有のコミック演技にクスっとせずにはいられない。

また、ただ笑えるだけでなく、孤独や葛藤まで表現している点も、本作が愛された大きなポイントと言える。

●Filmarks評価/レビュー数:★4.0/791件
●Googleユーザー評価:90%

家いっぱいの愛 (JTBC/2024)

『家いっぱいの愛』は、前出の『Missナイト & Missデイ』同様、JTBC作品。バラバラだった家族が、父と娘を中心にして本来の形を取り戻す物語だ。

日本ではそこまでファンが多いとはいえないホームドラマ色の強い作品だが、懐かしさのなかにスタイリッシュさを盛り込んで、若い世代にも好まれやすいテイストに仕上がっている。

観終わる頃には、温かな家族愛に心がほっこりとした気持ちになっていることだろう。ロマンスとミステリー要素が入っているのもうれしいポイントだ。

●Filmarks評価/レビュー数:★3.4/177件
●Googleユーザー評価:75%

ラケット少年団 (SBS/2021)

『ラケット少年団』は、当時まだそこまで知名度のなかった若手俳優が主演を務めるスポーツ青春ドラマ。田舎のバドミントン部を中心に繰り広げられる人間模様や友情、部員のサクセスストーリーが見どころの作品だ。

一言で言うなら、“ザ・青春物”。素朴でまっすぐな少年たちの姿に胸が熱くなる。同年代の視聴者は共感を、大人はキラキラとまぶしい彼らの様子に、ついかつての自分を重ねたくなるようなシーンが多い。

また、中学生役を演じる役者陣は、すでに未来のスターを予感させるほど文句のつけようのない演技力で各キャラクターを熱演し、韓ドラお馴染みの俳優・女優がしっかりと脇をしめている。

●Filmarks評価/レビュー数:★4.1/455件
●Googleユーザー評価:23%

愛と、利と (JTBC/2022)

『愛と、利と』は、ムン・ガヨン&ユ・ヨンソクが主演を務めたオフィスロマンス。同じ銀行に勤務する男女の恋模様を描いた作品なのだが、単なるラブストーリーで終わらせるにはもったいない作品だ。

ヒロインが試行錯誤を繰り返しながら幸せを追い求める姿は、トキメキたっぷりのロマンスを期待する視聴者には多少ジレンマを与えるかもしれないが、彼女の行動の理由を理解できた瞬間、本作から抜け出せないほどドハマりするはず。

ヨーロッパ映画のような淡々とした世界観で繰り広げられ、視聴者の価値観や視点、年齢、経験などにより、見え方や物語の深みが左右される余白を持ち、愛とは何かをじっくり考えさせられる。

●Filmarks評価/レビュー数:★3.4/479件
●Googleユーザー評価:75%

(ライター/西谷瀬里)

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