泉区水辺愛護会 長年の活動に功労者表彰 「みんなが続けてきた結果」
泉区の「憩いのまほろば水辺愛護会」がこのほど、日本河川協会から「河川功労者表彰」を受賞することが決定した。阿久和川沿いにある同名の水辺拠点と周辺の清掃や環境整備など、長年の活動が評価された。
同表彰は河川に対する国民の理解を深めるため、自然保護や環境整備、人命救助などで功績のあった個人・団体を対象に贈られる。今年度は、個人44人と36団体が表彰を受けた。
同会は2001年に設立。現在15人ほどのメンバーで、月に1度活動している。阿久和川沿いにある水辺拠点「憩いのまほろば」を中心に、堂山橋から新橋までの約2900平方メートルが活動範囲。休憩所となっている東屋や周辺の草花の手入れ、隣接するトイレの清掃活動と管理など、継続的な活動が評価された。
交流の場にも
木村潔会長によると、活動日にはほとんどのメンバーが集まり、会話を楽しみながら作業することで交流の場にもなっているという。同会は女性が多く「男女別のトイレもあり、清掃で助かっている」と話す。一方で、機材を使った樹木の剪定など力仕事は全員で協力して行っているという。
木村会長は「みんながやってきたことが認められた証。これからも怪我に気をつけて活動を続けていきたい」と笑顔で受賞の喜びを語った。