産学連携 梅酒「翠想」が10周年 猛暑乗り越え160本
相模女子大学(文京)と久保田酒造(株)(緑区)が産学連携で製造した梅酒「翠想」を9月18日、本村賢太郎市長へ手渡した。
翠想は同大学敷地にある梅の木約100本から収穫された梅を使用。久保田酒造の吟醸酒「相模灘」で仕込みを行っている。製造は今年で10年目を迎えた。
今年5月に学生たちが収穫した梅は約80kg。例年よりやや多い収穫となった。本村市長は「猛暑による梅の不作の話を各地で聞いた。例年以上の収穫は皆さんの愛情の表れ」と語った。
仕込みを行った久保田酒造によると「甘さは控えめ」。同社の久保田加奈さんは「梅のエキスがしっかり出て、香りが楽しめる」と仕上がりを語った。水引が目を引くラベルは翠想10周年と相模原市制施行70周年をかけ「お祝い」をテーマにデザインされている。担当した同大学学芸学部生活デザイン学科2年の五十嵐愛理さんは「ラベルの貼られた商品を見て、本当に世に出るんだとフワフワしている。夢のよう」と喜びを語った。
翠想は9月21日からさがみはらアンテナショップsagamixで160本限定で販売。例年1、2日間で売り切れとなる。