湘南大磯病院 女性活躍に保育室設置 医師や看護師ら利用
産休や育休でキャリアを諦めなくてもいいようにと、医療法人徳洲会湘南大磯病院に4月1日、院内保育室「バンビの山保育園」が開設された。現在、同病院に勤務している女性の医師と看護師2人が利用しているといい、6カ月〜2歳の子どもの預かりを実施しているという。
院内保育室は、もともと看護師の休憩場所だった部屋を改装して設置された。今は医師と看護師の子どもが対象だが、今後整備が進めば、医療医務などの職員の子どもも利用が可能になるという。
同院の事務部長で、保育園の園長を務める佐藤篤さんは「医師や看護師が不足する中、雇用を確保する意味でも院内保育は重要。職員にまで対象が広がり、受け入れ人数が増えれば、待機児童の解消などにも寄与できるのでは」と期待する。
院内保育を利用している30代の医師は「お迎えの時間がかからないので気持ちが楽。キャリアを中断することなく仕事に専念できる」と話す。20代の看護師は「慣らし保育の時に様子を見に行くことができた」と話し、「子どもと離れるのが嫌だなという気持ちもあったので、一緒にいる時間をしっかり確保できるのがありがたい」と話していた。