この夏、あなたも憧れのレッドへ。“全人類参加型”(!?)のヒーロー映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』見どころまとめ【ネタバレあり】
2025年7月25日(金)より公開中の映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』(映画『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』と同時上映)。この夏もヒーローたちの世界観と魅力をたっぷり詰め込んだ2作品が、劇場を熱く盛り上げています!
どちらの作品も、“らしさ”が存分に発揮されていて、観終わったあとには「えっ、これ本当に90分しかなかった?」と思ってしまうほどの濃密さ。ぜひ、スクリーンで味わってほしい1本です。
映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、ユニバース大戦の引き金となった厄災の残党・ペスティスによる猛攻で、テガソードが倒れてしまうところから物語が始まります。テガソードの復活に必要な“核”となる指輪を取り戻すため、ゴジュウジャーが一致団結し、戦いに挑みます。
この記事では、そんな映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』にスポットを当て、ネタバレありでストーリーを振り返りながら、印象的なシーンや見どころをたっぷりご紹介。映画のアツい瞬間を、もう一度一緒に思い出してみませんか?
※映画を鑑賞前の方は、ぜひ振り返り記事をチェックしてみてください!
【写真】映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』見どころまとめ【ネタバレあり】
ゴジュウジャーの団結、ブライダンとの共闘が熱い!
ペスティスの猛攻により、テガソードの身体はウイルスに蝕まれ、瀕死の状態に。彼を救うため、ゴジュウジャーはブライダンの女王・テガジューンの力を借りて、なんとテガソードの体内へと突入します。
待ち受けていたのは、ペスティスの配下・モリス軍団が仕掛ける試練の数々。ビーチバレーやクイズといった一風変わった“ゲーム形式”のバトルを、5人は力をあわせて乗り越えていきます。
これまでの本編では、指輪をめぐる争いや個々の戦いがメインで、5人全員が手を取り合って戦うシーンはあまり描かれてきませんでした。しかし今回は、共通の敵に立ち向かうために団結する、まさに“戦隊らしさ”あふれる展開が胸を熱くさせてくれます。
さらに、テガソードが倒れてしまっては困るブライダン側も、ゴジュウジャーと共闘することに。普段は敵同士の両者が力を合わせる姿も、今作の大きな見どころの1つです!
テガソード誕生の秘話と、人の願いのチカラ
ペスティスによると、テガソードはかつて厄災に襲われた人々の“生きたい”という強い願いから生まれた存在。しかし現代の人間は、「焼き肉食べたい」「猫飼いたい」など、バラバラで“くだらない”願いばかりを抱いており、その影響でテガソードは弱体化してしまったのだとか。
そんな中、弱ったテガソードに対して主人公・吠がまっすぐ語りかけ、人の願いの価値を改めて問い直します。そしてテガソードは、“オリジン”へと覚醒し、再び立ち上がるのです。
その力で、世界中の人々がユニバース戦士としてエンゲージ! それぞれの場所で、街に現れたモリス軍団へと立ち向かっていきます。
ペスティスは、人間の願いを「くだらない」と見下していましたが、テガソードはまさにその願いによって再び立ち上がったのです。それぞれの願いは小さくても、誰かにとって大切な“生きる理由”であることが伝わってきました。
そして、映画のポスターに書かれていた「全人類よ、戦隊になれ」という言葉が、まさにこの場面で実現したことにも胸が熱くなります。「自分だったら、どのレッドになるだろう?」と想像した人も多いのではないでしょうか。
ヒーローになる力は特別なものかもしれません。しかし、“願うこと”や“誰かを守りたいと思う気持ち”は、きっと誰の中にもあるもの。そんな“意思の力”の尊さを、この映画はまっすぐ伝えてくれています。長年ヒーロー作品を作り続けてきた東映が、こんなメッセージを届けてくれたことに、一ファンとして心から感動しました。
レッドがたくさん! ゲスト陣&ユニバース戦士がアツすぎる!
タレントの中川翔子さん、芸人のゴー☆ジャスさんやサンシャイン池崎さん、YouTuberの東海オンエア・てつやさんなど、豪華なゲスト陣が多数出演する今作。さらに『仮面ライダーガッチャード』で主人公・一ノ瀬宝太郎を演じた本島純政さんも登場し、ユニバース戦士の一員として活躍します。
中川さんは、長年憧れていたというデンジレッドに変身。ゴー☆ジャスさんは“海賊つながり”でゴーカイレッドに、池崎さんは本編に登場した熱海常夏総理と共に“サンシャインつながり”でドンモモタロウに変身します。てつやさんは、リアルタイムで視聴していたという思い出のデカレッドに、本島さんは“カードで変身するヒーロー”そして“ガッチャつながり”でゴセイレッドに変身しました。
全世界の人々がユニバース戦士に変身するシーンは、まさに“レッドまみれ”の大興奮タイム! お気に入りのレッドを思わず探してしまう、ファン心をくすぐる名場面です。
ゲストたちの変身シーンや、ズラリと並ぶ歴代レッドたちの共演は、何度観ても鳥肌モノ。スクリーンでこそ体感したい、スペシャルな瞬間となっています!
この夏、“観なきゃもったいない”2本立て!
今作は、ゴジュウジャー本編と同じく、お祭り騒ぎのような賑やかなバトルや、くすっと笑えるやり取りが満載! 観終わったあとには、明るく前向きな気持ちになれる一作となっています。この記事では紹介しきれなかった、ゴジュウポーラー/熊手真白による「出張世直し」やラストの巨大ロボ戦も見逃せないポイントのひとつです。
そして同時上映の『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』では、重厚なストーリーに加えて、新ライダー・仮面ライダーゼッツも登場! 「2本立てでここまで満足できるのか……!」と驚くほど、観応えたっぷりです。
この夏だけの特別なヒーロー映画、ぜひ大スクリーンで体感してみてください!
[文/五六七 八千代]