<義実家のマナーにモヤッ>新郎側グチャグチャで新婦側ピシッ!価値観ズレてる結婚は?【まんが】
私(モモカ)は学生時代の友人(ハルミ)と久しぶりに再会してお茶をしました。思い出話に花が咲き、学生時代のアルバイトの話になりました。
ハルミのアルバイト先は、神前式で使う椅子や盃のセッティングと片付けも巫女さんの仕事でした。
ハルミが特に印象深かったという神前式での出来事です……。
机の上が両家ともある程度整っている、両家とも整っていないなど、少しの違いはあれどだいたいが同じならばここまでは驚かなかったとハルミは言います。しかしビフォーアフターのように、御両家が退席されたあとの座席が本当に対照的だったのだとか……。
最近では新郎新婦の当人同士のつながりを重要視する人たちも増えたんじゃないかなと、ハルミは思っていたようですが……。この経験を経て「結婚は家と家の繋がり」という意見に気持ちが変わったと話してくれました。私もこの話を聞き、価値観の違いの前では愛も崩れ去るような気がしました。
新郎新婦のふたりは好き合って結婚するのでしょうが、ズボラと几帳面ではどちらか一方が苦労するのではないでしょうか。今後の付き合い方次第では、親族間でも嵐が起こるだろうな……と想像してしまったのです。
私はハルミの巫女さんのアルバイトで経験した両家の価値観の違いについて、思い当たるところがあります。なぜなら、私が今まさにそのギャップで苦しんでいるからなのです……。
食事が苦痛!テーブル周り汚すぎで……「店員の仕事だろ?」
私(モモカ)は結婚生活は5年目ですが、どうしても苦手な義家族との恒例行事があります。それは……?
私が結婚してから頭を悩ませている恒例行事、夫側の親族が集まる食事会です。ウチの家族と義両親、義弟一家合同の大人数で食事をします。何が苦手かというと、テーブル周りがぐちゃぐちゃなことなんです……。
夫のコウセイは、なんというかズボラ(?)なんです。私は親の「食べ終わったら綺麗にする」という価値観を見て育ちました。あと「店員さんも自分も人間で、お金を支払っているから偉いわけではない」という考えです。だから飲んだグラスは下げやすいように端に寄せるし、フォークやナイフなんかはお皿の上に置き、端に寄せます。子どもがこぼしてしまった食べ残しなんかはナプキンで拭いて……。お店を出るときは「ごちそう様でした」、何かしてもらうときは「すみません、ありがとうございます」と、そうするのが当たり前だと思ってきました。
マナーや常識ははっきりとした形も無いし、時と場合によって変化していくものです。絶対に私が正しいとも絶対に夫が間違っているとも言い切れないと思います。でも息子が、夫や義家族のようなお店でのマナーを当たり前だと思って育つのは、私が嫌です。
私は外食をした際は机の上を綺麗にして出ます。両親もそうでしたから、それが当たり前のことだと思って育ちました。しかし夫や義両親たちは違うのです。 テーブルの上を片付けるのは店員の仕事で、自分はお金を支払っている側だから何もしなくてよいと言います。こういう小さな価値観の違いがここまでストレスになるとは結婚前に気が付きませんでした。モヤモヤして……夫や義家族のことが嫌いになりそうです。 でも私たちは好き合って結婚した夫婦です。完全に愛情が無くなってしまう前に腹を割って話し合ってみます。
育ってきた環境は違うけれど……子どもに見せたい親の姿は?
夫の提案で家族で動物園に来ました。夫からレストランで食事を提案されましたが、義家族との食事会を思い出してしましました。すぐさま私は外のテーブルで食べようと提案し、ホットドックを食べ始めました。
外での食事は店内よりもストレスが少ないです。多少食べこぼしても、後で自分たちで掃除をすればいいので気がラクなのです。
息子のオウガがジュースをこぼし、パンを地面に落としてしまいました。私はすぐにテーブルを拭きながら、夫に落ちたパンを拾うように伝えました。しかし、夫は「落ちたものを拾うのは店員の仕事! 客が拾うのはマナー違反なんだよ。マナーい・は・ん」と堂々と言います。
私の一言が夫に刺さったのか、それとも離婚の危機感を覚えたのか、それから夫は私に対して「マナー違反だよ」なんてことは言ってこなくなりました。 私が片付け始めたら同じように片付けるし、最近では息子が机の上のこぼしたジュースも拭き取るようになったのです。 どちらの価値観が間違っているというわけではないのでしょう。けれど私は私と同じ価値観の人に好意を抱きます。このまま夫への気持ちがなくなるなんてこともあり得ました。だから、夫が合わせてくれて、良かったと思っています。