早見沙織さん、麦穂あんなさんらキャスト陣とお客さんの全員で犬(?)の鳴き声を大合唱! 『雨と君と』先行上映会レポート|第1話のアフレコ裏話や、今後登場するキャラクターの見どころを発表
「週刊ヤングマガジン」にて連載中の、二階堂幸先生による漫画『雨と君と』。本作のTVアニメが、7月5日(土)深夜1時30分より、テレビ朝日系全国24局ネット"NUMAnimation"枠ほかにて放送中です。
放送に先駆け、6月29日(日)に横浜市の「ユナイテッド・シネマみなとみらい」にて先行上映会を開催。早見沙織さん(藤役)、麦穂あんなさん(君役)、鎌倉有那さん(ミミ役)、佐藤聡美さん(レン役)、湯本柚子さん(希依役)が登壇し、上映された第1話の感想や、第2話以降に登場するキャラクターの見どころを語ったほか、「君」になりきって回答するバラエティコーナーなども行い、会場を盛り上げました。
作品に漂う空気感同様、穏やかで心地良いひと時となった本イベントの模様をお届けします。
【写真】夏アニメ『雨と君と』先行上映会レポート|早見沙織、麦穂あんなら登壇
キャスト&お客さん全員で犬(?)の鳴き声を大合唱!
小説家の女性「藤」と、芸達者な犬(?)の「君」、一人と一匹の“ふたり暮らし”の模様が描かれる『雨と君と』。第1話「雨模様」では、ある雨の日に偶然訪れたふたりの出会いと、少しずつ気持ちを通わせていく様子が丁寧に描かれていきました。
上映が終わると、客席からは大きな拍手が。興奮冷めやらぬ中、MCの呼び込みでキャスト陣がステージに登場します。
本作のイベントは、3月に行われた「AnimeJapan 2025」以来。そのステージで、麦穂さんのレクチャーのもと、他のキャスト陣が犬(?)の鳴き真似に挑戦したことが話題に上がると、今回はお客さんも一緒にやろうという提案が。原作に鳴き声として描かれている『ふーん』という音を裏声で出す、と麦穂さんがコツを伝授し、合図に合わせて会場の全員で『ふーん』の大合唱。バッチリ決まり、会場からは自然と拍手が沸き起こりました。
会場が温まったところで、上映された第1話の振り返りへ。藤と君の出会い、動物病院の院長とのやり取り、公園で猫にまぎれてなでてもらおうとする君……など印象的なシーンの魅力を語っていきます。
公園でたくさんの猫が、動物好きの青年とたわむれているシーンは、なんとすべての猫の声を麦穂さんが担当しているという裏話も。一匹一匹の性格の違いなどもイメージして、すべて演じ分けていることを明かすとともに、このシーンだけでなく、作中のほぼすべての動物の声を麦穂さんが担当していることが発表されると、客席からは驚きの声が上がっていました。
第1話をはじめ、物語を通して描かれ続ける藤と君のやり取りについては、アフレコ時に隣同士でお互いの声や息遣いをよく聴きながら演じたそう。“呼吸感”を大切に、丁寧にお芝居を組み立てていったことを明かしました。
第2話以降に登場する、ミミ、レン、希依の注目ポイントを紹介
第1話を振り返った後は、今後登場するミミ、レン、希依の見どころを、演じる3名が紹介。鎌倉さんはミミを「マイルドヤンキー」と表現し、サバサバ感と可愛らしさのバランスを意識して演じた、とコメント。
佐藤さんはタイプの違う3人(藤、ミミ、レン)が一緒にいることの面白さに触れ、「いい意味でのアンバランスさ」を大事にしたとのこと。また、レンには“意外な一面”があることも匂わせ、お客さんの期待をあおりました。
湯本さんは、希依が持つ「大人っぽさ」を見習いながら演じたそう。また、彼女がドイツ語を喋るシーンを見どころに挙げ、「たくさん練習したので、ぜひ聞いてください!」と力強くアピールしました。
続いて、君がフリップを用いて人間とコミュニケーションを取る姿にちなんだ「雨君キャスト フリップ会話」へ。こちらは、「もしキャスト陣が君の立場だったら、この場面で何と答えるか」を発表するコーナーです。
お題は、動物病院で注射におびえる君が「やさしくして」とフリップを掲げるシーン。「ほんじつはおひがらもよく(佐藤さん)」「こわいよ たのむよー!(湯本さん)」と、何とかごまかそう、逃れようとする回答が上がる一方、「お家にかえらせていただきます(鎌倉さん)」「かえる(麦穂さん)」というストレートな回答も。「がんばるので500円引きで(早見さん)」という抜け目のない回答には、客席から笑い声があがりました。
その後も、終始和やかな雰囲気でコーナーが展開され、気付けばあっという間にイベント終了の時間に。
告知情報を挟み、最後に、放送を楽しみに待つお客さんへ向けて、キャスト陣が一人ずつメッセージをおくっていき、早見さんが「皆さんの日常にぜひ、この作品を置いてもらえると嬉しいです」とコメントして、イベントを締めくくりました。