【実飲レビュー】2025年最新リニューアル『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』ならアルコール5％・糖類ゼロで翌日も後味もすっきり残らない！
ウイスキーは独特のスモーキーさでクスリくさいと感じる。コーラもそのスパイシーさに同様に思う人も。しかしそんなマイナス×マイナスで、逆にプラスのおいしさを生み出しているカクテルが「コークハイ」。その中でも王道の組み合わせを商品化した上にゼロシュガーなのが『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』。最新リニューアルでアルコール度数5％に引き下げ、飲みやすくなったっていうので確かめました！
「コークハイ」とは？「ジャックコーク」との関係、歴史と文化
「ジャックダニエル」公式サイトより
1920年代の禁酒法時代にはすでに、密造酒の味を隠すために広く飲まれていたというウイスキーとコーラのカクテルが「コークハイ」（日本独自の名称・欧米ではウイスキー&コーク/コーラ）です。
やがて人々は、バーボンウイスキーと組み合わせたり（バーボンコーク）していましたが、同じトウモロコシを原料としながら木炭濾過でハニー＆バニラのような香ばしさで飲みやすいテネシーウイスキーの名品「ジャックダニエル」の相性の良さに気づきました。以来「ジャックコーク/ジャック&コーク」の名でたくさんのファンに愛され続けています。
ちなみに、英国のハードロックバンド「モーターヘッド」のフロントマン、故・レミー・キルミスターが愛飲したことから、「ザ・レミー」という別名もあります。
「甘くて飲みやすい！」1980年代、お酒初心者からコークハイがブームに
日本では1980年代に「コークハイ」という呼び名が誕生し、サントリーのオールドウイスキーを使ったコーラ割りが居酒屋で人気を博しました。甘くて飲みやすいことから、若者やお酒初心者を中心に急速に広まり、今や日本のカクテル文化の一翼を担う存在となっています。ウイスキーとコーラの比率は1:4が基本で、ウイスキーのクセが気になる方や初めての方でも抵抗なく楽しめるのが特徴です。
お酒になれてない、翌日に響かせたくない、余計な糖分は取りたくない！ そんなときこそ『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』
写真左側はリニューアル前。右が今回リニューアル発売されたもの
そんな甘くておいしい、クセとクセがぶつかって（どちらのクセも筆者は大好きです）生まれるおいしさを、糖類ゼロでヘルシーに味わえるのが、コカ･コーラシステム『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』（350ml缶・参考価格 税込231円※編集部調べ・2025年4月14日発売）です。
通常の有糖版『ジャックダニエル＆コカ・コーラ』は2023年に登場、翌2024年には『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』も仲間入り、そして2025年、アルコール度数を7％から5％に引き下げて、翌日を気にせず気軽に飲めて、ゼロシュガー特有のすっきりな後味でまとめ上げたリニューアル版が登場しました。
新『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』（2025）を飲んでみた！
それでは念のため、リニューアル前と後を飲み比べしてみたいと思います。まずは旧『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』のプルタブを開けるとジュワジュワの音とともに、コーン系の香ばしさとバニラ風味のジャックの香りとスパイシーなコーラの良い香り。
実際に飲むと、けっこうヘビーなお酒感がしっかりします。ジャック大優勢。ただ好みとしては、やはりジャックダニエルが勝ちすぎている感じなので、すかさず酔っ払いそうな（7％なのですが）ムードがムンムンです。
そこで新『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』（2025）を開けてみます。心なしか、アルコール感が弱まったような気がしますが、自分の鼻が2％の違いを嗅ぎ分けられるとは到底思えないので気のせいでしょう。
実際に飲むと、なるほど、バランスが最高！ もともとゼロ系コーラ好きであり、コークハイもコーラありきで味わってしまう筆者としてはとても飲みやすい。さらにウイスキーのなかでは格段にバニラ香と香ばしさの共存する「ジャックダニエル」が好きなので、その調和はお見事としか言いようがありません。
まさに互角の戦い。ジャックの香ばしさとコーラのスパイシーさが良い感じで互角の戦いを見せています。氷をガツンと入れると、少しコーラが優勢になってちょうどいい感じに。缶のまま飲むのが基本だとは思いますが、やっぱりグラスに注いで香りを放出させてから飲む方が格段においしいかな。
まとめ：お酒に弱くても、明日の仕事が早くても、このくらいならいいかという安心感と、ミステリアスなウイスキーとコークのハーモニー
飲んでる最中の後味もすっきりなら、翌日もすっきり。糖類ゼロでカロリー控えめ。すっかり無敵化した新『ジャックダニエル＆コカ・コーラ ゼロシュガー』。甘いお酒が好きだけど甘すぎない方がいいという人にもこのサッパリ感はお勧め。糖質制限ダイエット中で、甘くないハイボールでガマンしてた人もこれならOKです。
フライドチキンやファストフードの食中酒としてもバッチリ。そうそう、これが飲みたかったんです！ パッケージデザインも日本限定の木目調に刷新され、ウイスキー樽をイメージした背景に「ジャックダニエル」と「コカ・コーラ」のロゴをラベリング、いい感じです。
製品サンプル提供●コカ･コーラシステム