市民の描いたTシャツ並ぶ サルビアホールでアート展
鶴見区民文化センターサルビアホールで2月11日まで、同館初となるイベント「Tシャツアート展」が開かれた。
市民から自由な発想で描いたオリジナルTシャツを募り、身近な服の存在を通じて年齢や性別などの垣根を取り払い、思いを共有しようと企画されたもの。
募集には市内から約30点の作品が集まったほか、市内在住のイラストレーター、住田一夢さんとグラフィックデザイナーの伊藤尊朗さんの作品も並んだ。
期間中には300人以上が来場。作品はイラストをプリントしたもの、オリジナルの刺繍を入れたもの、Tシャツに直に描いたものなど多様で、沖縄をテーマとしたものや、自分らしさを前面に押し出した作品も。地域イベントに紐づいた作品も多く並び、来場者は「数々のTシャツから新しいデザインの発想をもらえて、元気も分けてもらった」と楽しむ様子が見られた。
また、住田さんと伊藤さんの両氏から2作品に賞が贈られた。
同館の浜野誠司館長は「多くの方に来場いただけてよかった。ぜひ恒例行事としながら、来場者がTシャツに絵を描ける機会を設けるなど、新しいことにも挑戦していきたい」と語った。