<微妙なお年頃>38歳、他人から「おばさん」と言われるとムッとする?抵抗感がある時点で痛い?
38歳の投稿者さんがママスタコミュニティに投じた悩みが、ママたちの間で反響を呼びました。「38歳」という年齢は、若いのかそうでないのか……ママたちにとって捉え方が違うようです。
『38歳、自分をおばさんだと受け入れられない。30代後半から40代くらいの方で同じような人いませんか?』
「おばさん」と言われるとムッとしてしまう、心のなかでは「まだ若者」と思いたい……そのような葛藤に共感する声や、現実を受け入れるべきという意見が寄せられました。年齢や言葉にどう向き合うのか、ママたちの声を紹介します。
おばさんだと受け入れなくてもいい
「自分でどう思うかは自由」と、若々しい気持ちを肯定する声が上がりました。いくつになってもまだ若いと感じるのは自然で、問題は「おばさん」と言われたときの反応にあるという意見を言うママも。苛立ちや過度な若作りを表に出さなければ、内心で「若者」と思うのは問題ないようです。まだ「おばさん」だと受け入れない、「私はお姉さんだ」と強い意志を語るママもいました。筆者も自分のことを「おばさんね」と言ったところ、同じ年頃のママ友から「自分のことをおばさんと言ってはダメ!」と怒られた恐ろしい経験を思い出しました。「おばさんと認めると、おばさんになってしまう」とのことでした。
『おばさん自覚しなくてもいいと思うけれどな。変な若作りや、対抗意識、ムッとするのは我慢しよう』
『44歳だけれど、受け入れていないよ。女性って言えやって』
『私はいろいろ悩んだけれど、今受け入れられないならそれでいいのではないの? となった。受け入れてしっくりくればいいけれど、周りの目を気にして受け入れたところでストレス溜めるだけで誰も褒めたりはしないし』
「おばさん」だと受け入れても受け入れなくても他人に迷惑はかけません。でも「気持ちを若く持つのは素敵だけれど、人に共感を求めるのは違うかも」といった声もありました。自己認識と他者の視点をわけて考えることが大切なのでしょうね。実際にその年齢になるとイメージが変わるという体験談も寄せられました。あと「まだ体に不調は出ないし、楽しいものを楽しいと感じる感性はある」「年をとっても輝く人もいれば、若作りが痛い人もいる。加減が難しいよね」といった意見は、年齢を重ねるなかでのバランスの難しさを物語っています。「90歳でも若者と思っている人もいる」と自由な意思を肯定する声もあり、年齢に対する柔軟な考え方が垣間見えました。
認めるしかないときがくる
一方で、「38歳は客観的に見ればおばさんの年齢」と現実を受け入れるべきという意見も。とくに子育て中のママは、「おばさん」と呼ばれることに慣れてきたと言います。年齢を否定する姿勢が「痛い」と映る可能性があるというママも。また受け入れることで「おばさんライフ」が快適になったという経験を語ってくれるママもいました。
『36歳だけれどおばさんって呼ばれても仕方なしって思っているよ。子どもがいる、子どもを連れている女の人っておばさんが割と一般的な呼び方というか。本人が若いとか見た目がどうとか関係なくね』
『私は25歳のとき、駅で小さな子におばちゃんと言われて以来、慣れました』
『自分でおばさんでは無いと思っているだけで、ほかの人から見たらおばさんに見えることを受け入れましょう』
『綺麗なおばさん目指したらいいのよ』
「子どもを産んだらおばさん」という意見もあり、「22歳で子どもを産んで、公園で『おばちゃん』と呼ばれたけれど、今は耐性がついた」という体験談も。子育てを通じて早い段階で「おばさん」と呼ばれることに慣れた人もいるようです。「48歳になったらこのようなこと気にならないよ」と、時間と共に受け入れられるという声もありました。また「ふと鏡に映った自分の姿にギョッとする」「35歳過ぎからホルモンバランスが変わってきた」と、身体の変化を通じて年齢を実感したという意見も。歳を重ねて、年齢を意識せざるを得ない瞬間があることを投稿者さんに教えてくれます。
今はおばさんと呼ばれる機会は少ないかも
現代では、「おばさん」という呼び方が直接使われる機会は減っているという指摘もありました。確かに筆者も、ほか人から「おばさん」と言われたことはありません。相手に年齢を意識させる言葉は遠慮する風潮なのかもしれませんね。
『面と向かってなら経験ないな。思っていても今はみんな気を遣って言わない時代だよね。子どもの友だちでさえ、おばちゃん、じゃなくて「〇〇のお母さん」って呼ぶし。おばさんって言われても別にだけれど。事実だしさ』
配慮が重視される現代のコミュニケーション文化なのかもしれません。ただし、内心や匿名空間では「おばさん」と見られている可能性もあり、表面的な呼び方と本音のギャップがあるとの声もありました。
自分のことは自分で決める。前向きになって
「おばさん」という言葉への反応は人それぞれ。他人から言われるのは平気でも、自分で「おばちゃん」と言うことに抵抗を感じる人もいれば、「いくつになっても美しいと思っているから気にならない」と割り切る人も。自分のなかにある理想像を意識することが大切なようです。
『自身が受け入れられないのは仕方がない。感情は理屈ではないからね。だから受け入れず、なおかつ否定もしない。「自分はおばさんではない」は自分のなかだけに大事に置いとけばいい』
『見た目とか印象とか実年齢気にしないで、自分がありたい年齢の気持ちで過ごせば若者でいられるよ』
38歳で「おばさん」と言われることに抵抗を感じるのは、決して珍しいことではないようです。ママたちは似た葛藤を抱え、「自分で若いと思うのは自由」と肯定する一方、「現実を受け入れることで楽になる」と考えるママもいます。大切なのは若々しくありたい自分の気持ちを尊重しつつ、他人からの呼び方に過剰に反応はせずに自分らしい年齢の重ね方を見つけること。「おばさん」という言葉にムッとしないで、軽く受け流せることが、日常をより軽やかにしてくれるかもしれません。