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シロサケ有効利用調査に参加してみた【新潟・荒川】釣り人4人で8尾の本命を手中

TSURINEWS

76cmのオスキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)

10月20日(月)と21日(火)、新潟県の荒川へ鮭有効利用調査に参加してきた。

荒川でサケ有効利用調査

この調査に参加するには、事前の申し込みが必要となる。申し込み開始は8月や9月から始まる。『いづみや旅館宿泊パック』というプランがあり、ハガキでの申し込みとなっている。宿泊パックでの調査期間は10月17日~11月7日のなかから希望日を申請する。11月8日~12月14日までの調査期間は一般募集となり、システム申し込みとなる。

サケ狙いのタックル(提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)

私は何度か荒川の調査に参加させてもらっているが、昨年から調査開始すぐの日程で申し込みをしている。

理由は、申し込みが通りやすい気がするということ。なぜなら、釣れるのか釣れないのか?そもそも遡上はどうなのか?と申し込むには不安要素が多いためか、参加人数が少ない傾向にあるためだ。私も11月に入ってからの日に申し込みをしていた。だが、落選する可能性もあり、現に落選して参加できないこともあった。

本当に初期はよくない?

そこで考えたのが本当に初めのほうの日程はよくないのだろうか、ということ。

(1)そもそも開始が設定されている日は、統計的に遡上の確認がされるようになるのが多い日辺りからではないのか。(2)本当に釣れていないのか、という2点。

(1)は、調査をするのだから基本釣れないことには始まらない。であれば遡上の可能性が高くなる日から設定しているであろうと考えて納得。

(2)は、何年かの調査履歴を確認してみた。確かに一日辺りの総数は11月から多くなっていることが多い。ここで注目したのは、一日の参加人数と釣果総数。数が出ている時は参加人数が多い。だが割合を出してみると、釣れている人のほうが少ない。そこから参加人数が多いので、いろいろなポイントを探られるているから釣果が出ているのでは?と思った。

荒川の様子(提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)

参加人数が多いと、好ポイントには入りづらくなる可能性が高い。だとすれば、初期は遡上の可能性があり参加人数が少ないのでポイント選びや見切り、移動がしやすく、的確におこなえれば釣果に結びつくのでは、と考えた。

さらに土日の調査後であれば釣果データも多少あり、ポイント選択の参考にできると考えて、昨年から早い日を選んだ。それがよかった。昨年もしっかりと釣果に恵まれ、今年もサケを釣ることができたのだ。また、一緒に同行した釣り仲間全員も釣ることができた。

最上流部に入釣

荒川では調査区間のポイントごとに番号を付けている。今回釣りをしたのは2番と呼ばれているポイント。開始から三日間で釣果が出ていたのは2番と9番だった。そのため、2番に目星は付けていた。遡上したサケが必ず行き着く調査エリアの最上流部。途中の9番よりもポイントが絞りやすいと思ったからだ。

精悍な顔つき(提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)

今年は各ポイントで産卵床が見当たらず、地形が変わっているとの話もあった。そこで、よさそうなポイントはいろいろ探ってみることにした。

サケヒット(提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)

7時から調査開始。瀬の上に水深のある場所があり、瀬も短く流れもあまり強くない。瀬落ちにも遡上してくるサケが多少休めるであろう場所があるポイントから狙ってみる。

釣り仲間4人で8匹ゲット

ガン玉は5B。ハリから25~30cmくらいの所に打ち、オモリが川底をコツン、コツンとなる感じでゆっくりと流していく。

こちらもキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)

アタリは目印が止まったり、流れとは違う方向に少し動いたりと、大きなサケとは思えぬほどの小さな変化を出したりすることが多い。流れに入れたエサが、瀬落ちに向かう途中で目印が横に少し動いた。アワセを入れるとズシッと竿に重さが乗る。さらに追いアワセを入れて、しっかりとフッキング。

本命手中(提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)

流心から出しては戻られ、魚体を水面から出すほどのファイトを楽しみ、何とか岸に寄せたのは73cmのメス。さらに瀬肩では、同様なアタリで76cmのオスも釣り上げた。

二日間で、釣り仲間4人で8尾をキャッチした楽しい釣行だった。

<週刊つりニュース関東版・平賀精一/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年11月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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