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【インタビュー】タレント・斉藤ふみ 50歳で夢叶えショップ開業 リスクもある新しい挑戦に懸ける思い~前編~

福岡・九州ジモタイムズWish

福岡県を拠点に活動するタレント・斉藤ふみさんがプロデュースするアパレルショップ&カフェ『SHEEPMAN WONDER(シープマンワンダー)』(福岡市南区)が、12月20日(金)にグランドオープン。

斉藤さんはタレント業と並行し、2009年に自身がデザイナーを務めるベビー服ブランド「SHEEPMAN WONDER」を設立。通販サイトを開設し、福岡市内の商業施設や百貨店、アパレルショップなどで定期的にポップアップストアを展開してきた。服作りを続けて15年目となる今年、温めてきた夢を叶えた。

『SHEEPMAN WONDER』の詳細は→https://kbc.co.jp/wish/article/39494/

突然の報告は今年の夏。テレビ局の控室だった。
斉藤「私、今年お店を出すことになったんよ」
筆者「…え…!夢が叶ったってことですか⁉」
あまりの驚きに一瞬言葉を失った筆者。その瞬間、10年前、テレビディレクターとして働いていたころ、斉藤さんと交わした会話がありありとよみがえってきた。

「好きな本をゆっくり読めて、みんなが集まれるカフェのような場所を作るのが夢なの。大好きな洋服も置けたらいいなぁ」なんて語っていた斉藤さん。

50歳での新たな挑戦にかける思いとは-。開店準備中の新店舗で、16年前から親交のある筆者が胸の内とブランドコンセプトを聞いた。

~コロナ禍で「生き方を変えよう」と決めた~
― いよいよ夢が叶うんですね。
斉藤:新たな一歩踏み出しちゃいましたね。1カ月切ってるのにまだまだ絶賛工事中(笑)。頑張るしかない!間に合わせます(笑)。

― どうしてこのタイミングでお店を始めようと思ったんですか?
斉藤:50歳っていう年齢になるのと、数年前のコロナの流行がすごく大きかったですね。仕事が全部なくなっちゃって、朝が来るのも怖い、だから眠るのも怖い。このままどうなるんだろうって。18歳の頃から1つの仕事をやり続けて、自分の足で立ってきたつもりだったけど、そうじゃなかったんだなっていうのを、改めて思い知らされました。

そして、もう誰かに頼る生き方はしたくないって考えるようになったんです。そこからなんとなく物件を探し始めて。2年くらい探し続けて、ようやく“基地”を見つけました(笑)

~岡山でのジーンズ作りが転機に~
― 服を作ろうと思ったきっかけは
斉藤:えー、いつだろ。多分「ドォーモ」の企画で、岡山県倉敷市でジーンズ作りをしたのが最初かも。「交通費と宿代は自己負担で!」ってディレクターに言われて(笑)。それでもやりたいって思ったから、岡山まで何度も通い詰めたんだよね。それがアパレル業界を志すきっかけのひとつとなったかな。

---------10代の頃からファッション好きの斉藤さんは、番組の衣装も全て自前という独自のスタイルを貫いています。また、番組の中でも、日本を代表するデザイナーたちが集結するファッションショー「東京コレクション」に参加したり、人気ブランドとコラボ商品を製作して百貨店で販売したりと、数多くのファッション企画にも携わってきました。

― ふみさんの服は、オシャレでありつつ、コンプレックスをカバーしてくれるイメージです。
斉藤:そう、ハイウエストにして脚長に見せたり、肩から二の腕にかけて大きなフリルをつけることで気になる肩幅をカバーしたりね。もともと、スタイルに自信がなかったから、自分を磨くひとつの手段がファッションだったんだよね。

― 洋服だけではなくカフェを一緒にしようと思ったのはどうしてですか?
斉藤:わたしの服って個性的じゃない?知り合いからも“ふみの服は着れない”って言われるんだよね。着たいけど着れないって(笑)。だから洋服だけを提供するのはハードルが上がるので、カフェを一緒にして入りやすいお店にしようと思ったの。

― 手前がカフェ、奥がファッションと、縦に配置されていますね。
斉藤:入ってすぐカフェだったら、お店に誰でも入りやすいかなぁと思って。カフェでくつろぎながら、奥にある洋服に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいですね。
Instagram@sheepmanwonder

インタビューは後編へ続く→https://kbc.co.jp/wish/article/39519/

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