新潟市で高齢女性が詐欺被害 キャッシュカード2枚渡し合計約110万円引き出される
新潟東警察署
新潟東警察署によると、6月4日、新潟市在住の80代女性が還付金を装った詐欺でキャッシュカード2枚をだまし取られ、口座から現金計110万円を引き出されたとして被害を届け出た。
同署によると、4日11時ごろ、女性の自宅に市役所職員を名乗る男から電話があり、「還付金に関する書類は届いていますか。期限が迫っているので、普段使っている銀行を教えてください」と伝えられた。
その後、金融機関の職員を名乗る別の男から「還付金を受け取るために、通帳とキャッシュカードを準備してほしい。口座番号、暗証番号、口座残高を教えてください」との電話があり、女性は指示に従った。
手続きが終わるのを電話越しで待っていると、「カードが古くて振り込みができない。別の口座はありますか」と言われ、女性は別の口座情報も伝えた。さらに「2枚目のカードも古くて使えない。カードを新しくするため、受け取りに伺います」と言われたため、訪問してきた男にキャッシュカード2枚を手渡した。
その後、同居する家族に「カードが古くなっていた」と話したところ、不審に思った家族が金融機関に相談。金融機関が詐欺の可能性を疑い、警察に通報したことで被害が発覚したという。
警察は、特殊詐欺事件として捜査を進めている。
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