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NPO法人MOTTAI 食育の取り組みで表彰 「食べる」までの過程知って

タウンニュース

食材を持ち寄って、カレーを作った(2月12日・モッタイNight)

NPO法人MOTTAI(モッタイ)(小田原市米神)がこのほど、県内で地域貢献する若者を応援する制度「キララ賞」に選ばれた。生活クラブ神奈川が1991年に創設し、2024年度は2者が受賞。同法人は消費者と生産者をつなぐ食育の取り組みが評価された。

2020年に立ち上がった同法人。代表の菅田悠介さん(29)は、学生時代に鴨の解体を行ったことがきっかけで食べ残しができなくなったという。その経験から、食べ物が消費者に届くまでの過程に関心を持ってもらえる機会を増やそうと、狩猟や農業の体験ワークショップの開催、一次産業者と知り合うきっかけづくり、Webメディアでの啓発など精力的に活動してきた。現在、小田原市や大磯町などで月に2回開催している「モッタイNight」は定番の企画で、廃棄になりそうな食材を持ち寄って料理をする交流の場を運営している。

多世代・多職種が交流

2月12日は、大磯町の多世代食堂「おむすび」でモッタイNightが開催された。この日は漁師や学校教諭、小学生、大学生など約10人が参加。持ち寄った大根や魚などを余さず使い、協力して晩ごはんを作った。菅田さんは「一次産業に携わる友達が一人いるだけで、食料問題への本気度が変わる」と言い、イベントを通じて「結果的に食べ残しなどがなくなっていけば」と話した。また、地域の子どもの居場所としての役割を担っていることにも触れ、「子ども食堂っぽいところも良い。今後、活動を広げていければ」と方針を語った。

2月1日には横浜市でキララ賞の贈呈式が開催され、同法人には50万円の副賞が贈られた。モッタイNightの開催場所・頻度を増やすことなどに充てられるという。

贈呈式に登壇する菅田さん

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