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こんにちは、漫画家・イラストレーターの鳥野とり子です。
主にインスタグラム（torico_bird) で早産や発達障害、育児あるあるを投稿しています。

今回は息子のねこ太の集中力がなくて大変だったエピソードを書こうと思います。
ねこ太はとにかく集中力がないのです。
例えば、ごはんを食べる、歯を磨く、服に着替えるなどのなにげない動作も、途中で別のことが気になり作業が中断してしまい…。

ごはんの最中に空想にふけってしまう

ねこ太はもともと食に対して貪欲ではないので、ごはんを食べている時に考えごとをしてしまいしょっちゅう食べることを中断してボーッとしてしまいます。
そのたびに私や、幼稚園の先生が声をかけて食べるように促していました。

極端に好き嫌いがあるわけではないけど、好きなものは食べるのが早く、そうでもないものは食べるのに恐ろしく時間がかかるのです。
幼稚園では25分で食べないといけないところを1時間かけて食べていました（先生ごめんなさい）。

歯を磨いている最中に遊びはじめてしまう

歯を磨くのも集中するのが難しく、鏡を見て変顔して遊んだり、洗面所に置いてあるものをいじって遊びはじめてしまいます。

ねこ太が歯を磨いている間に私は家事をしていて、なかなか磨き終わらないと思って洗面所に行くと全然歯を磨かずに遊んでいるということもしばしば…。
ちゃんと磨いているかちょくちょく洗面所に様子を見に行かなければいけません。

着替える、靴を履くという動作ですらボーッとしてしまい…

靴を履いたり、着替えをするという動作ですらなかなかスムーズにいきません。
例えば幼稚園では、靴を履き替えている最中に掲示物のポスターが気になって靴を履く動作を忘れてポスターに夢中になってしまったり、体操服に着替える際にすでに着替え終わって遊んでいるお友だちが気になってそちらを見てしまい、着替えを忘れてお友だちのほうに行ってしまったり…。

とにかく今するべき作業や動作をスムーズに行うのが困難なほど集中力がありません。

好きなことに対して発揮される驚きの集中力

こんなに集中力がないのに、好きなことや興味があることに対しては人の何倍も集中力を発揮します。
これを過集中というのですが、ねこ太の場合はお絵描きをしたり字を書いたり、大好きな鉄道や昆虫に関することを調べたりするのにはびっくりするくらい集中するのです。

放っておくと何時間でも没頭してその世界に入っていました。

特性のプラス面を見ることで得意を伸ばす！

集中力がなくて困ることは今でもよくありますが、本人が集中できる環境を作ってあげたり、うまくまわりがフォローすることで集中できる時間が伸びています。

集中力に関しての特性は困りごとが発生しがちですが、過集中を上手く利用して得意を伸ばしてあげることもできるので、特性のマイナスの面ばかりを見ずにプラスの面も見ながら成長を見守っていきたいと思います。

【鳥野とり子】
2017年1月生まれの息子を育てているママ漫画家です。
インスタグラム（torico_bird) で早産や発達障害、育児あるあるを投稿しています。