【高校野球】「がばい旋風」再び? 佐賀北が6年ぶり6回目の甲子園!
エース稲富理人が完封
第107回全国高校野球選手権佐賀大会決勝が21日、佐賀市のさがみどりの森球場で行われ、佐賀北が北陵を3-0で下し、6年ぶり6回目の甲子園出場を決めた。
佐賀北は2回、相手エラーとスクイズなどで2点を先制すると6回にも1点を追加。投げてはエース稲富理人が150球を超える力投で完封した。
今大会は鳥栖商、小城、佐賀学園、鳥栖を破って決勝進出。稲富を中心とした堅守と、打線は準決勝までの4試合で21犠打、わずか2三振の「つなぐ野球」で勝ち上がった。この日の決勝もまさにチームカラーが全面に出た粘りの野球だった。
公立校最後の夏の甲子園優勝
佐賀北と言えば、2007年の「がばい旋風」。決勝の広陵戦の8回、0-4から1点を返し、なおも一死満塁で広陵のエース野村祐輔(現広島三軍投手コーチ兼アナリスト)から副島浩史が逆転満塁弾を放ち、劇的な逆転勝ちで全国の頂点に立った一戦は今も語り草だ。
あれから18年。佐賀北は2012年、2014年、2019年にも甲子園に出場したが、1勝もしていない。夏の甲子園で公立校が優勝したのも、あの夏の佐賀北が最後だ。
派手さはなくても攻守にまとまる今年の佐賀北には久々の快進撃の予感も漂う。18年ぶりの「がばい旋風」が楽しみだ。
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記事:SPAIA編集部