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【男性編】離婚後のひとり暮らしで実感した“自由と寂しさ”のリアル #7「身軽にはなったけれど…」

ウレぴあ総研

配偶者と離婚してひとり暮らしを始める男性は多いですが、窮屈だった結婚生活からひとりになった自由は言いようもないほどの解放と充実を感じます。

一方で、それまであまり手を出す必要のなかったことをひとりで切り盛りする必要も出てきて、大変だったり寂しかったり、自由には孤独もまたつきまとうもの。

「離婚後のひとり暮らし」を送る男性たちに、どんな現実なのか聞いてみました。

ハピママ*

「俺の実家は昔から商売をやっていて、近所の人たちとの交流も多く父は町内会長を長年やっていて、地域に根を下ろした暮らしをしていると思います。

妻と離婚すると決まったとき、両親からは『今さら戻ってくるとお前も肩身が狭い思いをするだろうから』と言われ、ひとり暮らしを決めました。

妻との間にはふたりの子どもがいて、俺より収入が高い妻が親権を持っているのも、親からすれば俺が不甲斐ないと思っているようでしたね。

『俺じゃなくて自分たちが恥をかくのが嫌なのだろう』とひねくれた気持ちがあって、離婚後はほとんど実家には行っていません。

同じく子どもがいて旦那と仲良くやっている妹は頻繁に出入りしているようで、俺にもたまに連絡をくれますが、みんなで子どもの誕生日パーティーをやったなんて話を聞くと、疎外感があって気が滅入ります。

ひとり暮らし自体は気楽で、週末はバイクを何時間でも触れるしクルマでドライブにも行けるし、子どもたちとの面会交流もあるので大きなストレスは感じません。

毎月の養育費の支払いは大変ではあるけど、何とか生活はできています。

ただ、これから親が年老いて介護などが必要になったとき、自分も手を貸せと言われるだろうし実家への出入りも増えると思うし、それを想像するとしんどいなと思いますね。

離婚してひとりなら助けない理由がなくて、実家の世話になっている妹が負担するべきだと思う反面、何もしなかったらそれもまた地域の人におかしな印象を与えるかも、といろいろと考えます。

身軽にはなったけれど、先のことを想像するのがストレスですね」(42歳/製造)

離婚後に自分の実家とうまくいかなくなるのは男女関係なくよくあることで、特に世間体を気にするような家だと、離婚歴があるというだけで遠ざけるようなケースも多く見聞きします。

それに反発してひとり暮らしを続けていたとしても、問題になるのは親の老後で、前向きな関わりがなかったのにいきなり負担を当然とされるのは、確かに納得がいきません。

話ができるうちにほかの親族と今後について話しておくことも、自分のためといえます。

(ハピママ*/弘田 香)

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