富士山と共演する全席有料の花火大会 第2回は歌舞伎や世界的ダンサーとコラボ
■市川團十郎、新之助親子の歌舞伎 Kento Moriが現代舞踊を披露
富士山と花火、さらに歌舞伎と日本の伝統や美が共演する。富士山花火の第2回大会が11月、静岡県裾野市で開催される。全席有料のチケット制で、9月14日からチケット販売がスタートした。
【写真で見る】チャンスは数か月に1度だけ 幻想的な景色が魅力のカフェ
富士山花火は日本が誇る財産で未来へ継承すべき富士山と花火の魅力発信を目的として、2021年に初開催された。2回目となる今回は11月9日、富士山南麓二合目にある「PICA富士ぐりんぱ」と「スノーパークイエティ」が観覧エリアとなる。
今年は富士山と花火に加えて、日本の伝統芸能も組み合わせた演出となる。市川團十郎と新之助親子による歌舞伎「連獅子」の東日本初上演が決定。さらに、田中傳次郎氏が演奏する笛や太鼓に合わせて、マイケル・ジャクソンやマドンナの専属ダンサーを務めた世界的ダンスアーティスト・KENTO MORI氏が現代舞踊を披露する。
花火は静岡県が誇るイケブンをはじめ、数々の受賞歴がある職人や企業が富士山に映える花火を打ち上げる。標高1250メートルの富士山南麓二合目から320メートル上がる花火は日本一の高さ。これまでの常識が覆される光景が広がるだろう。イケブンの花火師・上田昇弘さんのコメントは自信に満ちている。
「富士の雄大な姿を背景に、伝統芸能である歌舞伎と夜空を彩る花火が織りなす幻想的な世界。市川團十郎、新之助親子が共演する連獅子の勇壮な舞と夜空を彩る花火の華麗なコラボレーション。まるで獅子が天空を駆け巡っているかのような臨場感を演出します。そして、世界的ダンサーKento Moriのダイナミックなダンスと花火がシンクロする瞬間は息をのむような光景となるでしょう」
■富士山花火11月9日開催 9月14日からチケット販売開始
富士山花火は午後4時半頃に開演し、午後6時頃に終了予定となっている。以下のプログラムが組まれている。
【富士山花火プログラム】
・Scene1「富士に誓う、親子の絆」
歌舞伎舞踊 「連獅子〜花獅子〜」 市川團十郎、新之助
・Scene2「天をつらぬく、生命の力」
歌舞伎舞踊 「連獅子〜毛振り〜」 市川團十郎、新之助
・Scene3「富士に願う、日本の安寧」
片貝煙火工業、市川新之助
・Scene4「極めた伝統と伝統が、ここに交わる」
野村花火工業、田中傳次郎
・Scene5「富士山神楽 feat. Kento Mori 」
Kento Mori×神楽(田中傳次郎)、イケブン
・Scene6「DANCE IN THE INFERNO」
Kento Mori、イケブン創作花火
・Scene7「GRAND FINALE OF FUJISANHANABI 2024」
イケブンスターマイン
富士山花火は5500席用意されており、ステージゾーンの指定席が2000席を占める。席の種類によって金額が異なり、最も高額な「ステージ最前列」は5万5000円(税込み)となっている。花火の鑑賞だけではなく、キャンプや宿泊がセットになったプランもある。
チケットの販売は「LINEチケット」で9月14日から始まった。その他にも「富士急トラベル」、「アソビュー!」、「ぴあ」などで順次販売される。
(SHIZUOKA Life編集部)