松下洸平、「ゴッホは特別な思い入れのある画家のひとり」 『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』展覧会サポーターに就任
『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』が、2025年7月5日(土)から8月31日(日)まで大阪市立美術館にて開催、その後、東京都美術館、愛知県美術館へと巡回する。3月13日(木)には東京都美術館 講堂にて報道発表会が行われ、展覧会サポーターを務める俳優・アーティストの松下洸平が登場した。
松下は、本展の展覧会サポーターを務めることについて「子どもの頃から絵を描くのが好きで、高校まで美術科の学校に通っていて、油彩科で油絵を描いていたので、学生の頃はゴッホの作品を勉強していたこともありました。ゴッホという存在は特別な思い入れのある画家のひとりでもあり、全国のみなさんにお届けできるサポーターとして何か自分にできることは一生懸命やらせていただきたい」とコメント。本展の出品作品で特に注目している作品については「特に注目している作品は《オリーブ園》で、とても穏やかな色彩と風景が印象的です。亡くなる半年前くらいの作品なので、出会いと別れを経験して、自分自身とも向き合い、ゴッホの中にも穏やかな風が吹き始めた頃という印象を受けました」と語った。
また、自身の俳優・アーティスト活動と関連し、ファン・ゴッホと共感する部分として「時代も境遇も違うけれど、20代の頃はゴッホと同じように自分の作り出すものが間違っていないと思いつつも、なかなか多くの方の眼に留まらないという経験も少なからずありました。そこで折れずにこの仕事を全うできたのは“いつか誰かの眼に留まる”と信じ続ける力だった気がします。ゴッホもおそらくその思いを強く持って27歳から晩年まで描き続けてきたと思うので、その力強さに共感します」とコメントした。
本展については「作品のすばらしさや、画家を支えた、手紙という大事なキーワードに触れることができました。今回日本で初めて公開される手紙が4点あります。作品のすばらしさだけではなくてこの展覧会を通して家族の大切さも感じていただける展覧会になっております。僕自身も楽しみにしていますので、ぜひみなさんもお近くの会場に足を運んでいただければと思います」とメッセージを寄せた。
『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションに焦点を当て、ファン・ゴッホ美術館の作品を中心に、ファン・ゴッホの作品30点以上に加え、日本初公開となるファン・ゴッホの貴重な手紙4通なども展示。現在のファン・ゴッホ美術館の活動も紹介しながら、本展をとおして、家族の受け継いできた画家の作品と夢を、さらに後世へと伝えていく。