探してでも行きたい♪名塩の住宅街にあるパティスリーの“もうひとつ食べたくなる”マカロン 西宮市
JR福知山線「西宮名塩」駅からバスに乗って東山台4丁目へ…聞いただけで「どこだろう?」と思ってしまいそうな場所にあるマカロンと焼き菓子のお店『deux volontés(ドゥ ヴォロンテ)』(西宮市)。
お店のスペシャリテは口に入れた瞬間から最後まで楽しめ、“もうひとつ食べたくなる”がコンセプトのマカロン。その仕掛けやこだわりを取材してきました。
シェフの宮田さんはフランス・リヨンにある「セバスチャン・ブイエ」での修業経験や、西宮の名店「パティシエ エイジ・ニッタ」で約9年、その内スーシェフを3年勤めた経歴を持つ実力者。
本当の美味しさを知ってほしいと、フランス修業時代に培った技術や経験をもとに作られた自慢のマカロンは、“なんとなく味わう”のではなく、“今、何を食べているのか”がわかるような構成を意識しているそうです。
いただいた「ピスタチオ」は、ピスタチオクリームとローストしたピスタチオペーストの2種類が入っていました。外のクリームを軽めにすることによって中のペーストの深い味わいがよりはっきり味わえます。
確かに「あ、変わった!」と、小さなマカロンの世界で繰り広げられる味の変化に感動。“もうひとつ”どころか、他はどんな感じになっているんだろう?と気になって仕方ありません。
カラフルでポップな色合いというイメージがあるマカロンですが、こちらにあるのは全て淡い自然な色味。余計なものが入っていない、体にやさしいお菓子を丁寧に作られているのがよくわかります。
マカロンの横で控えめながら存在感を放つケーキは、SNSに載せるとすぐに予約の電話がかかってくる人気商品。
この日のケーキは、フランス・ブルターニュの都市ブレストとパリを往復する自転車レースから生まれた伝統菓子『パリ・ブレスト』をアレンジした「パリ・ブレスト【カシス】」でした。
ざらめを乗せて焼き上げたクッキーシューはキラキラとかわいく光り、ザクッとした食感がアクセントに。間にはカシス風味のムースリーヌクリームとカスタードクリーム、真ん中にカシスソースと次から次へと味が重なり、口の中に幸せが広がります。
どのお菓子も名店での修業や技術が活かされた絶品スイーツばかり。少し遠いですが、探してでも行ってほしいお店です。
場所
deux volontés(ドゥ ヴォロンテ)
(西宮市東山台3-51-8)
営業時間
11:00~16:00
※なくなり次第終了
定休日
日、月曜日・祝日