洋傘が好調のムーンバットが今期決算を上方修正 年間配当は44円に増額
ムーンバットは2月14日、2025年3月期の第3四半期の累計決算を発表した。売上高は92億7200万円(前年同期比11.8%増)、営業利益は7億9200万円(同49.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億1800万円(同13.3%増)と2桁の増収増益だった。
ここ数年、夏は猛暑日が連日続くようになり、日焼けや熱中症対策に対する関心が高くなっている。塗る日焼け止めだけではなく、「飲む日焼け止め」と呼ばれるサプリなども流行ってはいるが、帽子や日傘などで物理的に遮光することが有効だとされていることから、ムーンバットの日傘も支持されており、洋傘部門の売上高は前年同期を大きく上回った。
ムーンバットは同日、2025年3月期通期の連結業績予想の修正を発表した。売上高は118億円(修正前は115億円、前年比11.2%増)、営業利益は6億5000万円(同4億5000万円、同49.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億円(同3億5000万円、同8.3%減)に上方修正した。また、2025年3月期の年間配当を従来計画の32円から44円に増額すると発表した。前期から24円の増額となる見通しだ。