「ヤミ市」今年もスタート 六角橋商店街
六角橋商店街の名物イベント「六角橋商店街ヤミ市」が今年も4月19日から始まった。8月を除く10月までの毎月第3土曜日に開催。これまで「ドッキリヤミ市場」として親しまれていたが、今年から名称を改めた。
「狭くて昭和レトロ感あふれる商店街のコンプレックスをそのまま名物にできないか」と1997年から始まった同イベント。会場では商店街の各店舗が店頭で飲食物を販売。名物の商店街特製焼きそばや冷やしキュウリなどを手に商店街を回る人の姿が見られた。食品館あおば裏駐車場の特設会場をはじめ、商店街の各スポットではジャズライブやダンスなど様々なパフォーマンスが行われ、老若男女が食べ物や酒を片手にパフォーマンスを楽しんでいた。
イベント支える神大生
ヤミ市を下支えしているのが、学生ボランティアの存在。六角橋にキャンパスがある神奈川大学の学祭「神大フェスタ」の実行委員会メンバーがボランテイアとして会場の誘導や売り子、ゴミの分別呼びかけなどを行っている。19日は40人近くの学生がボランティアを務めた。
1年生の時から参加しているという神大フェスタ実行委員長の松尾柚良さん(3年)は「商店街の人やお客さんが差し入れをしてくれたり、裏方として楽しめる部分もある。様々なトラブルに臨機応変に対応する経験は、神大フェスタの運営にも活かせていると思う」と話した。