神戸・北野にある安藤忠雄氏初期の名作『ROSE GARDEN』に行ってきました! 神戸市
神戸・北野の静かな街角に佇むこのレンガ造りの建物『ROSE GARDEN(ローズガーデン)』(神戸市中央区)。建築好きの間で「安藤忠雄氏の初期の名作」として知られるこの空間に行ってみました。
場所は各線三宮駅から北へ徒歩15分。北野坂を少し上がった場所にあり、近くには服屋さんやギャラリーが立ち並んでいます。まず目に入るのは、レンガでできた壁面とガラス張りの三角屋根。
安藤氏の双子の弟・北山孝雄氏がプロデュースした商業施設で、1977年に誕生した安藤忠雄建築としては初期の作品。中に入ってまず驚くのが、大胆な中庭のある構造です。
内部は外観とは全く異なり、無機質な印象。中庭は屋根のない吹き抜けになっているため、建物の中にいるのに不思議と解放感も感じられる空間に。
そして各階をつなぐ通路や階段がスキップフロアのようになっており、ただ歩いてるだけでもちょっとした冒険気分を味わえるのが特徴!この独特な動線やコンクリ―トの質感によって、安藤忠雄建築らしい雰囲気が感じられます。
ちなみにこの建物、今も現役でオフィスやギャラリーとして使われているため、周囲や音に注意をしながらの訪問がベター。
スケールとしては大きくないながらも、建築の楽しみがぎっしりと詰まった「ROSE GARDEN」。安藤忠雄氏のほとばしるエネルギーが感じられ、過去の建築物なのに新鮮な気持ちを味わえました!
北野散策の途中でふらっと立ち寄るのはもちろん、建築好きならわざわざ訪れたいこの建物。イベントなどで内部が特別公開される機会もあるそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
場所
神戸ローズガーデン
(神戸市中央区山本通2丁目8-15)