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藤枝MYFC、あと一歩のところで得点奪えず山口に0-0。須藤大輔監督、無失点で終えられたことは「一定の評価」

アットエス


J2藤枝MYFCは5月25日、アウェーでレノファ山口FCと対戦し、0-0で引き分けました。ゴール前の攻防に重点を置いた中で、守備ではピンチでも粘りを発揮しゴールを死守。逆に攻撃では良い形をつくる場面もありながら、あと一歩のところで得点が奪えませんでした。それでも連敗は4でストップ。アウェーで得た勝ち点1を追い風に、次節以降での巻き返しを狙います。

須藤大輔監督が試合を振り返りました。

―試合の総括を。
磐田戦、大宮戦ともに0ー1で負けていたので、ゴール前の攻防を鍵として臨みました。守備ではしっかり寄せ切るところを寄せ切れたからこそ相手のシュートが枠を外れていく場面が多々あったのかなと思います。ただ自由にクロスを上げられて、中で競らざるを得なくなってしまったことを考えると、もっとゴールから遠ざけるプレーが必要だったのかなと感じます。でも、無失点で終えられたということは一定の評価はできます。

ただ、やはりゴールネットを揺らさない限り勝ち点3は得られない。ゴール前で、もう一つ前でプレーしていきたいなと思います。それは相手よりも一歩前でプレーすること、ゴールへ一歩でも近づいてプレーすること。そこが若干遅れたことによってシュートが相手に当たったりCKになってしまったりしました。引き続き地道な作業になりますが、ゴール前の攻防を突き詰めていきたいです。

アタッキングサードでのコンビネーションはできてきている。ラストのスルーパスがゴールラインを割ってしまう、シュートやクロスで終われないというところは正直もう一つレベルを上げていかないと、なかなかゴールを奪えないのかなと思います。アタッキングサードで崩すバリエーションの質と、ゴール前の攻防が次節のポイントになると思っています。この勝ち点1でしっかり勢いづけて、ホームの山形戦に向かっていきたいです。

―この勝ち点1を得た心境は。
前々節・磐田戦は0ー0で後半45分にPKで失点。あの試合は引き分けでは良くないと思って勝ち点3を取りにいき、勝ち点1も取れずに終わってしまいました。たらればですが、戦い方を変えれば0ー0で終えることはできたのかなと。前節の大宮戦も10人になってしまって0ー1。今日も勝ち点3がほしかったです。最後までわれわれは勝利を狙って戦いました。まだ足りない。

ただ、連敗してなかなかゴールネットを揺らせない中で、クリーンシートで終えられたということは一定の評価はできるのかなと思います。ゴールネットを揺らせていないのは前だけの責任では決してないと思いますが、そこはもっと質と量とアイデア、コンビネーションを上げていきたい。

それは私の責任でもあると思いますから、もっと選手が大胆なプレーができる環境を整えていきたいです。それがあれば打破できるのかなと思いますから、緻密な作業と大胆なプレー選択をポイントに準備していきたいです。

―試合後、サポーターからは「やり続けよう」という声があった。その言葉を受けての心情は。
本当にサポーターの方々がおっしゃる通りだと思います。ここで方向転換をする必要は全くない。でも今まで内容が良くても最後に決めきれずに、決められていた。今日は決められなかったというところは成長したのかなとは思いますが、われわれは攻撃的とうたっている。シュート数や敵陣でのボール保持率、ゴール期待値を上げていきたいです。何よりも勝ち点3を得るためのゴールネットを揺らす作業に引き続きフォーカスしていきたいと思っています。

―ハーフタイムでの指示、後半のプランは。
相手は相当な圧力を持って前半、キックオフから来たと感じていました。そこをしっかり耐えてわれわれの時間帯に持っていった。そのため後半はおそらく足が止まる可能性もあるよと。でも最初の10分ぐらいはまだ来るという話はして臨みました。プラン的には前半と変わらずに、しっかりと相手を認知しながら攻撃、守備をしていきましょうというと。そこはできたと思います。

ただ、相手のプレッシャーをどうかいくぐるかという面ではまだまだ。ピッチ条件も水が乾いて少し詰まるような状況になってボールが動かないということもありましたが、(他にも)やり方はあったのかなと思います。そんな中、バイタルエリアには進入できていたので、何とかゴールを奪う作業をしていきたいです。

選手起用も点を取るための投入をしました。違いをつくれる選手がいますが、もっと違いをつくるためには、やはり数字を生むこと。そこにフォーカスしていきたいし、していってもらいたいです。

―粘り強く守った中で、攻めきれなかったという課題が残った。どちらの思いの方が強く残っているか。
磐田戦、大宮戦でともに0-1。しぶとく戦って勝ち点0でした。それを考えるとアウェーで勝ち点1を得たというところは極論を言うと最低限。ただ、選手の顔色を見ていても悔しさが非常に出ていました。全員がこの勝ち点1では満足していないということです。そこをスタッフも認知して、一週間どのように過ごすのかを考えてトレーニングに落とし込んでいきたいです。

―選手の苦しい表情が見えたというのはポジティブに捉えられる部分ではないか。
本来、もっと言い争っていいのかなと思います。真面目な選手が多くて、言わないことが平和だと思う傾向があります。でも、言わない、アクションを起こさないのは僕は悪だと思いますので、言い方には気をつけながら自分が思った点、感じた点を落とし込むこと。それに対して周りがどう反応するかというのがチームビルディングにおいては必要だと思います。

全員が勝つためにはこうやるんだと、何でも言えるようなファミリーとしての空間をつくっていきたいです。

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