垂水駅チカに穴場的隠れ家発見!『炭火とスパイス ヨドバル』のスパイシーランチ 神戸市
多くの人が行き交う垂水駅周辺。駅から歩いてすぐのビルの2階に、ひっそりと佇む「バル」を見つけました。『炭火とスパイス ヨドバル』(神戸市垂水区)。訪れてみると、予想外の驚きの詰まったお店でした。
控えめに出された看板に「ランチはじめました」の文字。気になるけれど、ビル(しかもレトロ)の2階ってなんだかちょっと上がるのに勇気がいりませんか?
おそるおそる階段を上ると、そこには水色の扉が。上部のガラスからのぞく店内は、明るい雰囲気です。緊張しながら扉を開くと・・・
えっ、予想外のかわいさ!淡いブルーの壁にモロッカン柄の壁紙、ナチュラルテイストの机や椅子はまるでカフェのよう。少々雑多な周辺の雰囲気からは想像しがたい空間です。
温和な笑顔で優しく迎えてくれるのは、店主の福田さん。聞けば、北新地で長年バーを経営していたのだそう。「飲むと食べるを一緒に楽しめるお店をしたい」という思いから、2023年に同店をオープンしました。
爽やかな店内で元新地のママが振る舞うのは、炭火焼とスパイスカレー。今回は、ランチメニューの中から「炭火焼タンドリーチキン」のセットをいただくことにしました。
串に刺さったタンドリーチキンと彩り豊かな小鉢の数々。スパイシーな香りが鼻を掠めます。
テンションの上がるビジュアル。ここは豪快に、ガブリ!
!?
予想外の柔らかさです。一瞬つくねかな?と思うほどに柔らかくてジューシー。地鶏を玉ねぎやスパイスなどで漬け込むことによって、しっとりと柔らかくなるそうです。
一般的なタンドリーチキンのようなカレー風味ではなく、複雑にスパイスが絡み合った味。エキゾチックな味わいですが、しっかりと効いた塩味にピリッと辛い青唐辛子の刺激、炭火の香ばしさがご飯ともよく合います。
小鉢も丁寧に手作りされています。半熟卵をスパイス液に漬け込んだ「たまごのアチャール」は、鮮やかな色ですが辛くはなく、白身に染み込んだ酸味と黄身の濃厚さが見事にマッチします。
ランチセットで嬉しいのが、具沢山のお味噌汁が付くこと。これが本当に具沢山なんです。玉ねぎ、じゃがいも、しいたけ、お麩にワカメに油揚げ、さらに肉団子まで!出汁をしっかりとってあることでお味噌は少なめ、塩分控えめなのだそうです。
カレーランチも気になるな〜と思っていたら、「ランチにお付けできますよ」とのこと。
この日のカレーは「キーマカレー」。一口目、甘みを感じます。野菜の自然な甘みなのだろうなと考えていたら、ビリリとスパイシーに。じんわりと体が温まってくる辛さ。これぞスパイスの力!
ディナータイムにも素敵な時間が過ごせそうです。プロの目利きで選んだ同店ならではのお酒のラインナップは、お酒にこだわる人も満足できるのではないでしょうか。
レトロなビルの2階、カフェのようなお店でいただく本格スパイス料理。訪れてみると、心地の良い意外性に惹きつけられるお店でした。
場所
炭火とスパイス ヨドバル
(神戸市垂水区神田町4-7 旭ビル2階)
営業時間
ランチ 11:30~13:30
ディナー 18:00~24:00(L.O.23:30)
定休日
月曜日・第2・第4月曜日
※臨時休業の場合は公式Instagramでお知らせあり