大竹まこと「最高機関がやっていることがどうしてそんなミスになるんだろうね」マイナ保険証 トラブル対応で41億円
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)11月25日の放送ではマイナ保険証のトラブルに関する東京新聞の記事を取り上げた。
記事ではマイナ保険証導入で発生したトラブル対応のために国が支出した額は、2024年度までに41億円に上るとされており、そのうちの半分以上が個人情報紐づけの誤登録によるものであることが明らかになっている。
大竹まこと「最高機関がやっていることがどうしてそんなミスになるんだろうね。同姓同名なんて沢山いるよね。あとは使用率が15%しかないという問題と、小さな個人病院がこのシステムを導入するのに300万ちょっとかかるという、そしてシステムを導入しても使う人が少ないという色々な問題が現場では起こっているんですけど、根本は森永さんどうなんですか」
森永卓郎氏「私は根っこは利権だと思っています。そもそも必要が無いわけです。だって6人に1人も使ってないわけで、今の保険証で十分回るわけですよ。それを強引に廃止して無理やり導入するのは何故か、例えば自動車運転免許証は免許証とマイナンバーカードの免許証を両方持ってて良いわけです。だから健康保険証と、マイナンバーカードの2枚持ちもOKとすればなんの問題もなく、ある程度ゆっくりと焦ってミスが出ないようなやり方をできるはずなんです。でも何がなんでもシステムで……何百億でしたっけ?」
砂山圭大郎アナウンサー「今回でいうと30億円システム改修に浪費してしまったと」
森永氏「結局システム会社ってかつてのゼネコン化していて、その人たちは仕事が欲しいわけです。このまま悠長にやっているとお金が入ってこないのでガンガンシステム開発するぞって国からお金をとってシステムを作ると、そのあとはメンテナンスだって永遠を金を取る。この利権体制をやめた方が良いと思いますね」
大竹「なるほど。最初のボタンの掛け違えは”両方使えますよ”っていう話から、途中”こっちしか使えません”という話に変えて、でもまだどっちも使えますという話になって。ぐちゃぐちゃになっていくという……」
森永氏「私も健康保険証ずっと使っているんですけど、なんの問題もないです。わざわざ切り替える必要はない」
大竹「森永さんはこれだけ病院にかかっているのに前の健康保険証で大丈夫だと」
森永氏「だって、健康保険証を機械に入れたら資料が出てくるんだから。問題ないんですよ今それで動いているんだから」
大竹「利権だけの問題ではなく、こちらの紐付けの方は僕達に影響はないんですか?」
森永氏「少しはメリットがあるんですけど……一方でマイナンバーカードを全員に普及させることによって税務調査に使おうとしているということもあります」
大竹「中国なんかは認証システムとかがしっかりしていて所在がわかるというのも気になりますけどね」
森永氏「そのうち日本でも出てくると思います」