大竹しのぶが“王”を演じた舞台『リア王』 期間限定でオンデマンド配信が決定
大竹しのぶが“王”を演じた、Bunkamura Production 2025/DISCOVER WORLD THEATRE vol.15『リア王』が、2025年11月28日(金)~12月14日(日)の期間限定で配信されることが決定した。
Bunkamuraでは、優れた海外戯曲を今日的な視点で上演する企画「DISCOVER WORLD THEATRE」を取り組んでおり、同シリーズの第15弾として上演されたのが本作『リア王』(2025年10月に東京・THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)、11月に大阪・SkyシアターMBSで上演)。人間を深く見つめ物語を繊細に紡ぎ出す斬新な演出手法が高く評価されているイギリス人演出家フィリップ・ブリーンが上演台本と演出を務め、これまで日本で上演されてきた戯曲を一新、現代的で新鮮な再翻訳版として上演した。
タイトルロールは、これまで多くのシェイクスピア作品に挑んできた大竹しのぶ。ブリーンは絶大な信頼を寄せる大竹にこの役を託し、男性の王・リアという難役を務めました。父・リアを裏切る長女・ゴネリルに宮沢りえ、さらに、成田 凌、生田絵梨花、鈴鹿央士、横田栄司、安藤玉恵、勝村政信、山崎 一という大胆かつ豪華なキャストが結集。
そんな本作が、今回、「イープラス Streaming+」ほかにて、オンデマンド配信されることとなった。舞台上に4.5トンの雨が降る演出もあり、大竹をはじめキャスト陣の熱演が話題になった『リア王』を映像で余すところなく体験しよう。
【あらすじ】
ブリテンの王であるリアは、高齢のため退位するにあたり、国を3人の娘に分割し与えることにした。長女ゴネリルと次女リーガンは巧みに甘言を弄し父王を喜ばせるが、末娘コーディリアは実直な物言いしかできず、立腹したリアに勘当され、それをかばったケント伯も追放される。コーディリアは勘当された身でフランス王妃となり、ケントは風貌を変えて素性を隠し、リアに再び仕える。
リアは先の約束通り、2人の娘ゴネリルとリーガンを頼るが、裏切られて荒野をさまようことになり、次第に狂気に取りつかれていく。リアを助けるため、コーディリアはフランス軍とともにドーバーに上陸、父との再会を果たす。だがフランス軍はブリテン軍に敗れ、リアとコーディリアは捕虜となる。ケントらの尽力でリアは助け出されるが、コーディリアは獄中で殺されており、娘の遺体を抱いて現れたリアは悲しみに絶叫し……。