【ママの実家帰省】「帰省スルー派」が子どもと楽しむ 安近短・目からウロコの過ごしかた
子育て世代にとって、年末年始は実家や義実家への帰省が多数派。帰省しない派のママにお正月ならではの過ごしかたやおすすめの行き先を聞きました。
【義実家帰省について】ママの本音をアンケートで見る「ママの実家帰省にまつわる本音」特集の第4回では、帰省以外のお正月や年末年始の過ごしかたがテーマです。第1回~第3回までの記事をとおして、自分の実家であっても子連れで帰省することにモヤモヤする感情があったり、家族同士の人間関係の悩みがあったりするママがいることをお伝えしました。そこで今回は帰省せずに楽しく過ごすための方法を先輩ママに聞いてみました。
なお今回はあくまでも「帰省しない場合のお正月の過ごしかた」を聞いており、回答したママすべてが実家との関係に悩んだりモヤモヤしたりしているわけではありません。
コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に 2024年10月4日~10月18日インターネット上で実施。有効回答数は101件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)
年末年始「帰省スルー」は少数派 おすすめの過ごしかたは?
コクリコラボアンケート
コロナ禍による価値観の変化により、最近は「帰省スルー」や「セパレート帰省」といった言葉が聞かれるようになりました。必ずしも年末年始に家族全員で帰省しなくてもいいのでは? という考えが少しずつ世のなかに浸透しています。
しかしコクリコラボのアンケートでは、年末年始の過ごしかたの上位は両家への帰省でした。子育て中のママたちにとっては「孫の顔を見せる機会」でもあるからでしょう。ただ少数派ではあるものの、帰省せずに年末年始をたのしく過ごしているママもいます。どのような過ごしかたをしているのかさっそくご紹介していきましょう。
※参考記事:アエラドット「お盆休みは『帰省スルー』や『帰省ブルー』 夫婦が一緒に帰らない家族分散型『セパレート帰省』が進むワケ」
①非日常を楽しむ 【家族旅行】
まずは定番、年末年始に家族旅行に行くという意見です。
・温泉旅行に行く。・スノーボードに行ってます。
というように、冬ならではの過ごしかたもあれば、
・海の近くでホテルステイ。シーズン外なので格安で泊まれる場合が多いです。
というように、経験に基づくお得なハックを教えてくれたママもいました。海で初日の出を見るのもいいですね。
・京都の町家ホテルに泊まって、朝から初詣にいったり、「ザ・日本!」という風景を味わっています! 子どもたちも、家だと飽きてしまってゲーム三昧なのですが、あえて旅行にいくことでゲームやパソコンから頭を離して、デジタルデトックスをさせています。
「旅行でデジタルデトックス」とは、子どもだけでなくパパやママにとってもよさそうです。家族の会話も増えそうなので、ぜひ実践してみたい過ごしかたです。
・海外旅行でリフレッシュ!
前回の「義実家帰省」に関する調査では、帰省費用の負担の大きさに悩むアンケート回答もありました。海外旅行並みにかかることを考えれば、帰省せず思い切ってリフレッシュするのも手ですね。
・私の妹が住んでいる北国へ1週間滞在して、雪遊びを楽しんだ。
帰省ではなく、きょうだいの家に泊まった経験も教えてくれました。冬ならではの雪遊びは子どもにとってかけがえのない体験です。
②年末年始こそ穴場も 【日帰りおでかけ】
旅行とまではいかないものの、近場に日帰りでおでかけするという声もありました。
・年末は毎年豊洲市場に行ってマグロを買います! 息子は魚好きなのでいろんな魚を興味津々に見て回っています。(マグロは年始にみんなで食べます!)
息子さんが魚好きというのも、市場に連れていき甲斐がありますね。
※参考:コクリコラボ記事「子連れで行ける! 豊洲市場『マグロの競り』を間近で見学してみた」
・近所の公園で過ごしたり、都内は逆にすいている(みんな帰省するから)ので、都内に遊びに出たりします。
これは朗報です。年末年始に穴場の遊び場があるか探してみる価値はありそうです。
・年始は近所の神社へお参りに行って御神籤を引くのが毎年恒例です。それ以外は、子どもがYouTubeを観るのが好きなので、自宅で好きなことをさせてます。・初詣やアウトレットの初売りに出かけます。
お正月の恒例行事「初詣」に行くという声も多く寄せられました。「初詣」と回答したママの多くが、アウトレットやショッピングモールの「初売り」にも行くと回答していたのが印象的でした。
・ショッピングモールや室内公園。・カンドゥーにてお仕事体験。
寒い時期なので室内で遊べる場所をチョイスしているママも。お仕事体験ができるカンドゥーのホームページを見てみたところ、年末年始の予約残数が少なくなっており、驚きました。(2024年12月初旬現在)
・スーパー銭湯でゆっくりする。
お風呂以外にも子どもが喜ぶゲームや漫画、ママの疲れを癒やせるマッサージなど家族で1日過ごせるいいアイデアです。
・ふだんは作らないちょっと手の込んだ料理を家族で一緒に作る。
帰省しないことで、時間的にも気持ち的にも余裕が生まれます。家族で一緒に手の込んだ料理をする光景を想像し、思わず笑顔になってしまいました。
③日本のお正月を体験して受験対策も? 【おうちでのんびり】
特に外出はせず、家や近所でのんびりと過ごすという声もありました。そのなかでも素敵だと思ったのは、「日本のお正月」らしいことをして楽しんでいる家庭が多いことです。
・家で家族3人、ふだんは時間がかかってなかなかできないボードゲームをして楽しみます。駄菓子の賞品を用意したり、年末の準備も楽しんでいます。
家族でボードゲームをするだけでなく、賞品まで用意する気合の入れっぷり。家族のワクワク感が伝わってきます。
・餅つきやしめ縄作り、掃除もゲーム感覚を取り入れて手伝ってもらったりしてます。
・お正月の遊びを楽しんでもらう(福笑い、こま回し、凧揚げ)。
日本古来からの文化や遊びを楽しんでいるという声もありました。お正月気分が盛り上がって子どもたちも喜びそうですね。
座談会では「日本のお正月」について興味深い話題をシェアしてくれたママがいました。
・転勤族なので帰省はあまりせず、お正月は家で日本の伝統文化に親しんで過ごすことが多いです。おせちを食べたり、昔からのお正月遊びをしたりします。我が家は中学受験を念頭に置いているのですが、入試でおせち料理に直結した問題が出たことがあったと聞いて、経験として取り組んでいます。(2歳、5歳、6歳男の子のママ)
この話題には、座談会に参加した別のママも「我が子の受験でも日本の文化について問うものを見たことがある。こういった機会に親と一緒にやるのはいいと思った」と話していました。
※参考記事:プレジデントオンライン「慶應中等部が受験で“フレンチ”を出す理由 桜蔭中は『おせちの田作』を出した」
帰省しない選択肢も 心穏やかにお正月を迎えよう
帰省をせずに、家族で年末年始あるいはお正月をたのしく過ごす方法について、ママから寄せられた体験をご紹介しました。工夫次第で、すいている穴場を見つけたり、ふだんできない体験を子どもにさせられたり、家族の仲が深まったりすることがわかりました。
子育て世代にとって、年末年始は帰省するのがあたりまえという風潮が強いため、帰省しないことになんとなくモヤモヤしてしまうママもいるかもしれません。でもいちばん大切なのは家族みんなが心穏やかに過ごせることです。今回ご紹介したもので、今年やってみたいと思った過ごしかたはありましたか?
コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
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