元町商店街で隠れ家的なスポットを発見!仕事も自習もおしゃべりもできる『まちラボ』 神戸市
梅雨に入ったかと思えば急激な暑さになりおでかけも億劫になりますよね。雨にも気温にも左右されない場所があればいいのに...と探していたら、神戸市立こうべまちづくり会館(神戸市中央区)4階にある『まちラボ』というコミュニティスペースを発見!
誰でも利用できるという同スペースを取材してきました。
まず利用目的で多そうなのがこちらのワークスペース。10席ほど用意されていて、仕事や自習ができるのはもちろんフリーWi-Fiも使えます。飲食の持ち込みも可能で仕事の合間にランチで訪れる方もいるのだとか。これだけでも「本当に無料!?」と疑いたくなるハイスペックさですが、記者が惹きつけられたのはここにあるコンテンツたち。
例えば入館の手続きを行う自動改札機。こちらは館長の古川さんがご自身で作られたのだとか!
初めての人は見学を、2回目以降は発行した会員証をかざして入館できるようになっていて、地元大学生がシステムを古川さんが自動改札機を手掛けたんだそうです。若干鉄オタ気質のある記者はこの存在に興奮♪入館手続きの効率化を目指し導入したそうですが、遊び心が溢れていて「面白そう!」と期待しちゃう入口です。
入ってすぐ正面にあるこちらは、スタッフさん考案の川柳を書くと回せる珍しいガチャ。記者も小学2年生の子どもと挑戦してみたところ...
テーマや川柳の5・7・5の説明が必要だったり、思い浮かんだ言葉が字余りだったり想像以上に難易度が高くて悪戦苦闘(笑)。親子で言葉を紡いでいく作業は大変でしたが、ガチャを回した瞬間の喜びは一般的なガチャとは比べ物になりません♪中身の缶バッジを作っても回せるそうなので、小さなお子さんはそちらで体験してみるのもオススメです。
そして子連れに人気だというこちらのスペースは居心地が良すぎて予定の時間をはるかにオーバーしちゃうほど。ホワイトボードにジオラマ、ファミコン...とそこにあるものはごちゃまぜですが、だからこそ何かしたくなるそんな不思議な空間なんです。もしかしたらおばあちゃん家にいるような感覚がそうさせるのかもしれませんね。
また、まちづくり関連の情報量がとにかく多いのも特徴。近年注目されているZINEも充実のラインナップで古川さんセレクトのZINEたちは神戸在住の著者も多く地元の生きた情報も満載です。
さらにフロア内の本は「まちラボ文庫」として貸出しもしています。日本のキーパーソンが書いた専門書から最新刊まで幅広く揃っており、その数なんと1万冊も!まちづくり関連の本がこれだけ集約されているのは全国でも稀だそうで、神戸の財産と呼べるほど貴重な場所でもあるんだそう。
新刊を紹介するコーナーもあり情報は常に新鮮。オススメされた神戸在住・平民金子さんのエッセイを少し読んでみるととにかく言葉の使い方やモノを見る視点が面白くてたまりません♪神戸の景色を想像しながら読めるのも楽しさを増幅させてくれます。
さらにイベントやミーティングができるフリースペースは予約をすることでグループでも利用が可能。この日は神戸通の諸先輩方が利用されていたのですが、記者もふらっと参加させてもらい昭和の神戸の街をさまざまな角度から勉強させてもらいました。イベント内容にもよりますが気軽に参加できるのも『まちラボ』だからこその魅力だと思います。
面白い人・モノ・コトが集まり居心地の良い『まちラボ』。スタッフさんたちも気さくな方ばかりですので近くを訪れた際は一度覗いてみてくださいね~。
場所
神戸市立こうべまちづくり会館 4F
(神戸市中央区元町通4-2-14)
時間
9:30~18:00
休館日
水曜日
TEL
078-361-4523