不定期営業の古民家カフェ♪淡河町の田園風景に癒やされる『まんまるfarm』 神戸市
淡河町ののどかな田園に囲まれた場所にある『まんまるfarm』(神戸市北区)は築80年以上の古民家を改修したカフェ。オーナーの河野さんは、仕事を辞めて淡河へ移住し、約6年ほど前から農業を始めたそうです。
「野菜の育ってきた記憶みたいなものを一緒に食べると思う…」 別の機会に、河野さんが語っておられたこの言葉に、野菜が育った環境や人の手が感じられる料理への想いを感じ、まんまるfarmを訪れてみました。
入り口横のカウンターでお会計を済ませてから中に入ると土間があり、土間から和室へ上がります。
高い段差が上がれない方や農作業の合間に休憩にこられた方などは、外に椅子を並べて縁側で食事をされる方もいます。
まんまるfarmで育てた野菜や旬の野菜を使って作る自然の恵みたっぷりの「まんまるランチ」は、毎回内容が変わります。今回はワンプレートランチですが、カレーや麺の時もあります。
この日のメインは春巻き。ご飯には刻んだローゼル(※ハーブ)の塩漬けを混ぜています。
他には、ココナッツを入れた豆乳マヨネーズのかぼちゃサラダ、カレーピクルス、枝豆、こんにゃく、大根菜とケールのにんにくオイル炒め、切り干し大根の煮物、ピーナッツの味噌炒めです。それにたっぷりのスープがついて、盛りだくさんの内容です。
「ローゼル」を初めて聞いたので、実物を見せていただきました。萼(がく)の部分を下処理して塩漬けにすると、カリカリ梅のような味と食感に。ご飯がほんのりピンクに染まり華やかな見栄えです。
レンコンやきのこ類など、秋の味覚がたっぷり入ったスープは野菜の甘みや旨味が溶け込み優しい味わいです。
ヴィーガンスイーツや、オーガニックの生豆を土釜で自家焙煎したコーヒーなども人気です。提供メニューについてもその日により変わりますが、テイクアウトもできます。
自然農法にこだわるというより、自分たちに合ったものを取り入れて、自分の体も含めて「持続可能」な農法を河野さんは『まんまるファーミング』と呼びます。
お客様と種から育てた大豆で味噌を作ったり、種から育てた苗をみんなで植えて米を育てたり、「自分が美味しいと思ったものを皆さんにおすそ分けしたい」と、イベント出店やカフェ営業を始めたそうです。
栄養だけでなく人の温かさも感じられる「まんまるランチ」は、噛みしめるごとにゆっくりと体に染み込んでいきます。
「まんまるfarm」は現在、不定期でカフェの営業をしていますが、今後は営業日の固定も考えているのだとか。その日のカフェメニューやイベントの情報は、公式Instagramをご確認ください(※年内営業日は11/30、12/1)。
店舗周辺は狭い道路になっていますので、歩行者に気をつけながらゆっくりとお進みください。三木三田線から南の道を入り、淡河川の橋を渡ってすぐ右へ曲がります。マップで場所を確認してから行くことをおすすめします。
場所
まんまるfarm
(神戸市北区淡河町野瀬1943)
営業時間
11:00〜16:00
定休日
不定休
※カフェ営業日は不定期です
公式Instagramでお知らせします
駐車場
店舗の前のスペースに譲り合って駐車お願いします
年内営業日
2024年11月30日(土)、12月1日(土)
※その他、イベント出店や店舗のイベントあり