肩こりを感じたら試して! 1回やるだけでもラク〜になる肩甲骨まわりのストレッチ
慢性的に肩のこりや背中のだるさを感じている人も少なくありません。また冬になると体がギュッと縮こまりやすく、肩のこりを感じる人も増えます。 今回はエステティシャンの筆者が肩こりや背中のだるさ対策にしている肩甲骨まわりのケアについてご紹介します。
肩のこり、背中のだるさをラクにするストレッチ
【ストレッチ】
肩のこりや背中のだるさは姿勢のゆがみ、運動不足、冷えなどで筋肉がかたくなってしまうことが原因です。私はかたくなった筋肉をしなやかな筋肉にするためにストレッチを行っています。
(1)肩のつけ根から腕を大きく前に10回、うしろに10回まわします。このとき、肩甲骨を上下に動かすことがポイントです。
(2)左手で右ひじを持ち、少し引っ張るようにストレッチします。逆側も同じように右手で左ひじをもち、少し引っ張るようにストレッチします。このときも肩甲骨を上下に動かすことがポイントです。
(3)左腕で右腕をはさんでストレッチします。逆側も同じように右腕で左腕をはさんでストレッチします。肩甲骨を外側に動かすことがポイントです。肩を下げてリラックした状態で行います。このとき、肩が上がらないように注意してください。
【アイテムを使って狙うポイント! 僧帽筋】
肩が重い、だるい、ガチガチなど肩のこりを感じる場合は、僧帽筋(そうぼうきん/首の根もとから肩甲骨、背中の中央までつながっている大きな筋肉)をほぐしましょう。
あお向けに寝転び、肩甲骨の下や肩周辺にマッサージローラーの突起やボール、マッサージガンを当てて、体を少し動かしたり、腕を動かして僧帽筋の筋肉をほぐします。
【アイテムを使って狙うポイント! 前鋸筋】
背中全体が重い、だるい、ガチガチなど背中のだるさを感じる場合は前鋸筋(ぜんきょきん/わきの下全体に広がり、胸の外側から肩甲骨の内側までつながっている筋肉)をほぐしましょう。
横向きに寝転び肩甲骨からわきの下に向かってマッサージローラーの突起やボールを当てたり、マッサージガンを当てて筋肉をほぐします。
今回私はマッサージローラーとマッサージガンを使っていますが、ゴルフボールやテニスボールでも代用できます。
ストレッチをしたあとに僧帽筋と前鋸筋をほぐすと背中や肩まわりがすっきりとラクになりますよ。
一時的にこりやだるさがほぐれますが、ストレッチやほぐしケアをさぼったり、ゆがんだ姿勢や運動不足、冷えをくり返すと、肩こりや背中のだるさが戻ってしまいます。なので、私は2、3日に1回は必ずほぐしケアを行なっています。気になったらやる!でもいいと思います。そうすることで体のだるさや筋肉のこり、背中の痛みなどの症状を感じずに過ごせます。