猫にウザがられてしまう『飼い主さんの残念な行動』3選 うんざりしているときのサインも
1.猫を見つめすぎている
猫の目をじっと見つめるのは、実は「ケンカを売っている」と受け取られることがあります。とくに少し距離を感じている猫に対してやると、緊張や不信感を強めてしまうこともあるでしょう。
これは人でいうと、無言でにらまれているようなものです。安心してもらいたいときは、まばたきをゆっくりして「敵意はないよ」というサインを送りましょう。
2.スキンシップをとりすぎる
猫が甘えてくれると嬉しくて、ずっと撫でたり抱っこしたくなりますよね。でも、猫にとっての「適度な距離」も大切です。
実際には、「撫でてほしい時間」と「ひとりでいたい時間」は、はっきり分けている猫が多く、ずっと構われているとストレスに感じてしまいます。
逃げようとしたり、耳を伏せたりしたら「もう十分だよ」のサインとして理解しましょう。
3.無理に写真を撮ろうとする
猫のかわいい瞬間を撮りたくなるのは、多くの飼い主さんが思うことです。
でも、リラックスしているときや集中しているときに何度もカメラを向けられると、猫はうんざりしてしまうでしょう。
とくにシャッター音やフラッシュは苦手な猫が多く、無理やりポーズを取らされたりすると、強いストレスを感じることがあるため注意が必要です。
猫は自分のペースを乱されることで不快感を感じるため、写真をとるタイミングには配慮してあげましょう。
「猫のうんざりサイン」にもっと敏感になろう
猫が急にツンとした態度になると、「さっきまでゴロゴロしてたのに…」と、飼い主さん側も戸惑うことがあるかもしれません。
しかし猫の気分に波があるのは本能に近いものです。そうした「猫の気まぐれ」を尊重できると、猫との信頼関係はぐっと深まります。
猫のうんざりサインは、耳やしっぽ、目線などの行動や仕草で気持ちを伝えてきます。
たとえば、しっぽをブンブン振るのは「イライラしてる」サインだったり、耳を寝かせるのは「嫌がっている」合図だったりします。
無理にスキンシップをとる前に、こうした小さなサインを読み取ったら、猫がうんざりする前に一歩引いて様子を見守りたいですね。
まとめ
猫との暮らしは、ちょっとした気配りで心の距離が縮まります。つい構いすぎたり、かわいさゆえに無理をさせてしまいがちですが、猫はとても繊細です。
大切なのは「こっちの気持ち」ではなく「猫の気持ち」を優先して寄り添うことです。猫の「うんざり」を減らして、「安心」を増やしていけたら、お互いにもっと幸せな毎日になるでしょう。